2011年10月2日日曜日

スポーツへの想い

自他ともに認めるスポーツ観戦オタクのわたし。
今夏は世界水泳から世界陸上、高校野球(地区予選から)に
サッカー(男女)などなど大いに楽しんだ。

今日、久しぶりにライブで長友選手の所属するインテルの
試合を見た、もちろん、テレビで。
イタリアも、日本で言うスカパーのようなものに
加入していないとサッカーの試合は見る事ができないのだが
今日はずっと楽しみにしていた試合、なんとか
友だちを(無理矢理)誘い、スポーツバーのような、
ビール屋に赴いた。

本来わたしは、ナポリのファンで、今夜の試合は
インテルーナポリ、結果は0−3でナポリの勝利。
なんとなく複雑なこの感情、日本人にしか分からないかもと
思う。
イタリア人(特に男子)に言わせると
「ファンならファン、気持ちが揺れるようなら
ファンとは言えない」。
その通りで、ならば私はナポリのファンではない、
ということになるのだが、長友選手の居るインテルに対しては
これまでとは違った思いがある。

今年の頭からレンタル移籍を経て、今や正式にビッグチームである
インテルでプレーしている長友選手。
彼のプレーを見ていると、特に初期には涙が出てきた。
シーズンの途中で、異国の地、しかもサッカー王国での
ビッグチームへの移籍、日本人に対するまだまだぬぐえない
偏見、言葉の壁、それらを思うにつけ
なんと頑張っていることだろうと思う。
同じイタリアに居る日本人として、誇りに思え、
勇気を与えられた。だから、厳密に言えば
今夜の試合も、インテルを応援していたというよりは
長友選手を応援していた、と言うべきだろう。

ミスがあった。イタリアでの評価も、早速
「止められたはずだった」と流れた。
確かにそうだったのかもしれない、それでも、がんばれ、
心の奥でそう思いながら、試合を見続けた。

スポーツとは、私にとっていつでも計り知れない
勇気を与えてくれるものである。
プロの世界は甘くない、結果がすべてかもしれない。
それでも、感動や勇気を与えてくれるスポーツ選手というのは
それだけですでに充分な仕事をしているのだと、思えてならない。

先週 仕事で観に行った試合