2012年10月20日土曜日

何が買えるか?〜青空市場〜

気付けば10月も半ば過ぎ。
この時期、冬支度をせっせと始めるのですが
何故か今年は暑いです。
今日など、特に南部は夏日で海に行く人も大勢居ました。

***
さて、円高の恩恵もあり、イタリアではショッピングに
邁進する旅行者の皆様もたくさんいらっしゃいます。
普通のイタリア人はどこで買い物してるのか?と
聞かれる事もしばしば。

「ふつう」のイタリア人。
日本と同じく、国民総中流、と呼ばれた時期もありましたっけ。
今は裕福な方々月末までやっとこ、という方々、
差が広がりつつあります、

「ふつうの人」という問いに対し、独断でお答えするとします。
・ごく平均的な所得の人
・成人男女(学生含む)
こういう人たちのよく行く場所といえば
市場=メルカート
どこの街にも、どんな小さな町村にも、いくつも(青空)市場が出ます。
毎日同じ時間に同じ場所に設置される青空市場 もあれば
週にこの曜日だけ、という青空市場もあります。
また、店主も日によって場所を変えることが多くあるので
顧客はその店が行く場所に行く、ということも。

こんなかんじ。




たくさん店が並んで
洋服はたいてい試着も可能
(試着室は仮設)。
たくさん買ったり、高いものを
買ったりする場合、値下げ交渉も
可能。








こういう場所では必要とする物が高い確率で探せます。
・食料品(ハム、チーズなどの加工品や新鮮野菜、果物など)
・衣類
・靴、かばんなど
・ベルト、財布など
・台所用品、掃除道具
・寝具(小さいもの)
・花、植木
などなど。

もちろん、質は、いい物から、明らかに数回の利用で
駄目そうになるものまで色々。
ブランド物は、ほとんど無いですが、たまに
サンプル品などもあったり←でもこれは期待しないほうがよい。

イタリア人も、こういう市場でばかり買い物をするわけでは
ありません、かといって、「ふつう」の人が
日本よりは安いからと言って、すべて有名ブランドのものを
購入できるかといえば、このご時世なのでそれはありません。

何度も書いていますが、この国の平均収入は
日本の半分くらい。もちろん、物価の違い(不動産、交通費など)は
ありますが、それでも決して物価の安い国では
もはやありません、懐かしや、リラの時代。
*ちなみにガソリンはEU圏内で一番高いと言われています。

それでも市場はたのしい。
今日、わたしはシャツを1枚買いました。10ユーロ(約千円)。
本当は靴を買いたかったのですが、気に入った物がなく。

旅行のとき、地元の人に混ざって、市場を巡ってみるのも
なかなかおすすめかと、おもいます。

では。