2012年2月15日水曜日

小さな幸せを〜バレンタイン

昨日はバレンタインデー
バレンタイン商戦が盛んなのはいずこも同じかと思います。

こちらは・・・

コマーシャル、ネット、店舗でのバレンタインフェアに加え、
大忙しの一日だったのが、おそらくこのお店。
こたえはのちほど。

残念ながら、チョコレートのプレゼントという
風習はありません。

そのバレンタイン当日、知人の大学卒業試験がありました。
既に必要な試験はすべて終了(単位取得)、
あとは卒論の発表(=卒業試験)、という方式。
家族、親族、友人など、近しい人たちが大勢集まります、
日本と違い、学年がいっせいに卒業式を迎えるのではなく
学生が、卒論までのすべてを整えたところで
卒業日程が決まり、その日は集大成として
教授陣に質問をされたり、卒論の発表をしたり。

相変わらず時間はあってないようなもの。
○○さんは○○時から、というスケジュールがあっても
時間通りに進みません。
まあそれはおいておき。

順序としては

卒業試験(各担当教授により時間が割り振られる)
採点→卒業試験を含む、すべての試験の総合点発表(110点満点)
おつまみとドリンク(通常発泡酒)でお祝い

ものすごく端折りましたが、だいたいこんな感じです。

卒業する学生には、周囲がこのような月桂樹の冠を
用意します。








 月桂樹の冠






卒業者はすべての結果が発表されたら
この冠をかぶって集まってくれた人たちとお祝いです。
ということで、この時点で卒業できない、という人は
まず居ないのが通常です。





こんな感じにかぶり。











おそらくご家族かご友人が用意された
おつまみと発泡酒で乾杯してお祝いです。


今回は知人が2名一緒に卒業ということで、
このグループのお祝いには大層な人が集まりました。
私は、2人に小さい花束を持参。




***
ということで、前述のバレンタイン大忙しの店舗とは
花屋さんでした。

恥ずかしながら、花屋に行くまでバレンタインを
忘れていたところ、長い列を見て気付きました。
そこには男性陣が列をなし。
別の友人も、花屋で男性の列に並んだ、と話していました。

***
もうひとつ、バレンタインのはなし。
友だちの一人でベビーシッターをしている子がいます。
彼女は前日に、一人の子の父親から
「明日、入ってもらえないか」という連絡を受けたそうです。
奥様にサプライズディナーをプレゼントしたいとのこと
(普段は小さなお子様が居るので夫婦で外食は皆無らしい)。

恋人、愛する夫、妻のためへのバレンタインデー。
商業的なところは多分にありますが、
バラ一輪、花束ひとつ、ディナーひとつで
お相手に満面の笑顔をプレゼントできるのであれば
こういう日があってもいいのか、と
ちょっと見方を変えた一日で、ありました。

では。


2012年2月11日土曜日

イタリア食〜朝食編〜

ひと寒波去ってまた別の寒波がやってきています。
毎日雪のニュースばかりです。







噴水、凍ってます。




近くの小さな川も凍っていました。

雪のニュースばかりじゃつまりませんよね。
ということで、話題、移します。

イタリア人の朝食
あ、お断りしておきますが、一般的なイタリア人の朝食例です。
毎朝バール(コーヒーショップ)で朝食をとる方もいらっしゃいますが
自宅の場合。

まずコーヒー。
エスプレッソをそのままの人(砂糖入り)、
ミルク入れる人、ミルクたっぷりにコーヒー少々の人、
それぞれですが、これ↓が必需品。












見た事ある方、たくさんいらっしゃると思います。
私がずっと素朴な疑問として抱いているのが
どうしてどの家庭でも、起きたらまずこれでコーヒーを
用意するのか。これって、不思議だと思いません?
これだけ浸透しているものって、テレビとか
冷蔵庫と同じレベルです、日本の炊飯器と同じ。
文化だなあと思うのです。

そして、イタリア人の多くはクロワッサンや
ビスケットのようなものを朝食にとります。
ジャムやチョコレートクリームのようなものを
塗って食べたり、ビスケットをコーヒーにひたひた
やりながら食べたり。





こんなかんじなお菓子系。


朝食本当に軽めです。
あとはバールに行くと、素晴らしく美味しい
クリームパンとかチョコレートパンとか
ドーナツみたいなのとか。
甘い物が多い。
朝、糖分を摂取するといい、という話も聞きます。

家ではコーヒーとビスケットだけ、
10時ごろまたバールでコーヒーと甘いパン、
という2度目の朝食も、アリです。

イタリアにいらしたら、ホテルの朝食も
お得感ありますが、是非、近くのバールとよばれる
コーヒーショップで、イタリア式に
甘いパンとコーヒーを召し上がって
イタリア人式朝食を試してみてください。
わたしも最初は甘い朝食苦手でしたが、
今は意外といけます。

コーヒーブレークはとても大事なこの国。
ちょっと歩き疲れたら、ちょっと休憩したくなったら、
濃いエスプレッソをきゅっと一口、
いかがでしょう?

では。













2012年2月8日水曜日

寒波の影響

記録的な大寒波でヨーロッパは大打撃、
イタリアもその影響を多分に受けています。
ここ何日も「ひざまずく」という表現の派生で
屈服した、打ち負かされた」という言い方が
何度も報道されました、「雪と氷に」です。

イタリアは暖かいというイメージがありますが
今回は北から南まで、悪天候です。
北は130キロ/毎時の暴風地域や、−20度の地域、
南は2メートルの積雪、とにかくやられっぱなしです。
川は凍る、海は荒れる、死者は本日までに40名。
そして先週金曜日から停電が続く地区(なので今日で丸6日)、
水道管の破裂が各地にて、休校の地域、電車に至っては
もう話になりません、何時間も閉じ込められたり
どの程度運休になったか。
もう、完全に、ノックアウト状態。

イタリアでは家庭ゴミを外にある
大きなボックスに捨てるのですが、
強風の地域ではゴミを捨ててください!という
案内が流れたとか流れないとか。
あまりの強風で大きなボックスが飛ばされないために
ゴミで重さをかせぐらしい。なるほど。

わたしはと言えば、最近は毎晩足浴。
まだもう少し続くというこの寒波の影響。
早く通り過ぎて欲しいものです。

では。



2012年2月2日木曜日

手放せない小物

 






いきなりこんな写真をトップに、失礼します。

これ、わたしの大切な携帯品。

4年くらい前までは1年に平均3回くらい発症していた
ヘルペス。ここ最近は体調もよく、ご無沙汰でした。
が、先日久々にお目見え。

このヘルペスパッチというのが大層優れものです。
日本でも最近は処方箋無しでも購入できるようになった
ヘルペスの塗り薬、こちらでも塗り薬はありますが
私は断然このパッチが好き。もちろん処方箋無しで
購入できます。

貼っている事で痛みも不快感も緩和、意外に丈夫な上、
気持ち悪い部分を少し隠すこともできます。
丈夫、というのは、貼ったまま飲食可能、
歯磨き可能、というわけです。

日本では特許申請中なのだとか、とにかくこれって
早く日本でも発売されるといいなと思います。

ということで、久しぶりに薬局へ。
12ユーロ(約1200円)。
財布見たらお金が入ってなくて。
「すみません、銀行カードで。。。」と言ったら
「問題ないよ〜」と言ってくれた薬局の人。
なんか、優しかった、トホ。

では!

2012年2月1日水曜日

発音は、むずかしい

25年ぶりとか言われる寒波が来ています。
各地で雪、交通規制も多数、空の便も乱れ。
これからイタリアへ、という方はちょっと気の毒です。

さて、先日友人と映画を観に行きました。
ターチェルの映画を観に行きたい」とのこと。
「ターチェル?映画監督?」と聞くと
「へ?ターチェルだよ」と。

前回記した「マーガレット・サッチャー」の映画でした。

THATCHERというスペルをそのまま英語で、
ターチェル。

このように、イタリアでは英語をイタリア語風に読む事が
数多くあります、イタリアに旅行でいらした方、
ホテルで英語がわかりにくいということ、なかったですか?

たとえば
サーバー → セルヴェル
コンピューター → コンピューテル
ハンバーガー → ハンブルゲル
ワッフル → ヴァッフェル

このように、「R」をはっきり発音するので
分かりにくいのかもしれない。
だんだん私もこのように発音するようになってきているので
気をつけないといけないです
(以前イギリス人とアメリカ人に「英語がイタリア語みたいに
なってる(!)」と言われた事があります)。

***
英語の同時通訳、草分けの鳥飼玖美子先生が先日書かれた記事に
英語を母語としない人が話す英語について
書かれていました。
今や世界中で話される英語なので、その発音やアクセントは
多岐にわたる、などなど。

イタリア人同士はイタリア人の英語がわかりやすいのと同じで
日本人同士では日本人の英語がわかりやすい。
加えて、日本人が話すイタリア語は、他の国の人が話す
イタリア語よりも、わたしには断然わかりやすいのです。

***
リサーチをしなければいけないことが
山ほどあるのに寒さですっかり籠ってしまっていけません。
明日こそは・・・

では。



黒くまとった人々、寒さがわかります。