政治のはなしになったとき
わたし:イタリア人ってすごいよね、悲観的にならない
友人:泣かない代わりに笑うしかないんだよ
すごいな、この考え。
彼女もケタケタ笑いながら話してくれました、
政府や首相のあーでもない、こーでもない、というはなし。
先々週行なわれた、ユーロ圏首脳会議での
隣国サルコジ仏大統領とメルケル独首相の記者会見の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=8a8hI1uimNU
フランス語はまったく解さないので、分かりませんが
「伊首相は緊縮策を約束したのか?」みたいな内容で、
ものすごく大雑把に言うと、
現在のイタリア国債(経済)問題について、伊首相は
対策をとっているのか?ということでしょうか。
それに対してサルコジ大統領は一瞬沈黙、そして隣の
メルケル首相を見て、二人はアイコンタクトの末
共に吹き出し、会見場の記者たちもみんな笑う。
イタリア首相は駄目だ、というようなニュアンスを持つ会見に
なってしまった。
わたしはほんとにすごいと思う、ベルルスコーニ首相は
度胸がある(というと、イタリア人はわたしのことを
冷たい目で見る)。どんな失言をしても、辞任しない。
どこに言ってもこんなに話題にのぼる首相って
なかなか居ないんじゃないかと思う。
ベルルスコーニ首相の失言は、毎回笑わせてもらっている
(日本人だからね、わたしは)。
誰に何を言われても、めげない、泣かない。
「泣かない代わりに笑う」
イタリア人を見習いたい。
では。