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2012年11月28日水曜日

イタリア 民主党予備選挙

今週はイタリア全土で悪天候、雨量も地域によっては
非常に多くなっており、ご旅行でいらしている方には
大変気の毒です・・

さて、11月25日(日)にイタリア民主党の予備選挙が
行なわれました。
5人の候補者のうち、誰も得票率50%を超えない場合は
上位2名の決選投票となり、それが12月2日(日)に
行なわれます。
現党首(書記長)であるベルサーニ氏が得票率 44.9%でトップ。
続いて現トスカーナ州フィレンツェ市の市長であるレンツィ氏が35.5%で、
この2名での決選投票となります。

予備選挙は直接選挙で、今回は300万人以上が投票に行った
という結果が出ました。この選挙、投票するためには
まずその手続きが必要なのですが、
1人につき2ユーロ(200円強)を支払う義務もあります。
ここ、不思議、と言うと、大抵が
「イタリアだから」という回答をします。
今日はそのあたり、触れませんね。

私の周りで投票に行った人は、ごく一部でした。
誰にも魅力を感じない、とか、もう誰がトップになっても同じ、とか
半ば政治に期待しない反応ゆえの無投票、というところでしょうか。
似ていますね、どこかの国と。
ただし、何度もこのブログで書きましたが、この国の
投票率は毎回非常に高いです。大抵は8割を超えます。

さて、2ユーロとか、政治に関心が薄れて来た、とか、そういう
選挙のはなしではなく、今日は別の視点から。

***
東京都の都知事を辞職し、衆議院選への立候補を決意した
石原慎太郎氏。もしも衆議院選で破れても、都知事に再び戻るという
権利はありませんよね、同日、都知事選もあることですし。

上記、フィレンツェ市長は、今回の党首選に勝った場合には
党首となり、市長は辞めますが、
破れた場合にはフィレンツェ市長に戻るだけです。
フィレンツェというのは、ミラノ、ローマ、ナポリなどと同様に
イタリア国内で主要都市としての位置付けが取られているため
そこの市長であるというのは、党の中でも重要なポストに
あることを意味しています。

この人はすでに民主党員なので、都知事と衆議院選の関係とは
異なっていますが、いいですよね、どちらに転がっても
きちんとしたイスが残りますから。

もともと日本とイタリアの政治の仕組みも異なるため
一概にどちらが良いかとは言えませんが、
日本では議員に立候補する場合には現職を辞しますが
イタリアでは現職は議員に当選しても続行するため、
国会の開催中でも本職(どちらが本職か?というのがありますが)
が忙しくて欠席、ということもふつーにあります。
最低の出席日数があるようで。←大学の講義か?

弁護士、会計士、教授など、もともと社会的に
地位も名誉も高いと言われる人々が政界にもたくさん居て
ダブル収入を得ていますので、それは格差、広がります。

ということで、私個人の感想としては

・予備選が直接選挙なのはいいと思う
       ↑
日本の総裁選はいつも、民意と一致しているとは限らない

・政治は専門がいいと思う
       ↑
全身全霊を捧げてください、おねがいします。

 それでは。

追記:決選投票は予想通りベルサーニ氏(現職)が勝利しました。
次回選挙では前首相のベルルスコーニ氏率いる
中道右派自由の人民(自由国民党)と争うことになりそうです。
ベルルスコーニ氏は出馬する、しないを繰り返しているので
どうなりますか。。




2012年6月13日水曜日

同性愛表現はデリケート

先週からサッカー三昧の日々です。
日本代表戦、ユーロ2012、サッカーの予定ばかり
日々チェックしております。
日本はワールドカップ最終予選の3試合、盛り上がりましたね。
オーストラリア戦は最高瞬間視聴率が40%を超えたとか?
日本選手の活躍、いちいち感動します。

***
そして、イタリアでユーロ2012に絡んで昨日話題になったのが
あるイタリア代表選手(アントニオ=カッサーノ選手)と
あるジャーナリストとのやりとり。

要はこのジャーナリスト(男性)が
「代表の中に、少なくとも2名のゲイと1名のバイセクシャルが居る」
というような発言をした事に対し、
(後に「イタリア代表選手1名と肉体関係を持ったことがある」とも)
カッサーノ選手が「代表にゲイがいるの?まさかね」
というような発言をし、物議を醸しました
(『ゲイ』という言葉より、やや俗語的な単語を使って)。
その後も色々とやり取りがあり、
結局カッサーノ選手の発言は同性愛者への冒涜だ、のような
ことになってしまい、
「そのようなつもりはないし、同性愛者をどうこう思った事はない」
というような内容で 謝罪。

結局、ゴシップの域を越えていません。

***
ご存知の方も多いかもしれませんが、イタリアを含め
ヨーロッパにも大勢の同性愛者が居ます。
私の友だちにももちろん居ます。
ただ、イタリアはカトリックの国。
宗教では同性愛は認めていません。
また、カトリックの総本山もあるので、同性同士の結婚は
できません。
逆に、スペインなど、(現在のところ)結婚を認められる国へ
「海外挙式」をしに行く人も居ます。

非常にデリケートな内容のためか、すぐにゴシップの
対象になってしまいます。

以前、前首相のベルルスコーニ氏が、若い女性との
スキャンダルを問いつめられたとき
「若い女性を好むのは、ゲイよりましだろう」
というような(自己弁護)発言をして、このときも散々
反感を買ってしまいました。

このカッサーノ選手といい、ベルルスコーニ氏といい、
揚げ足を取られやすい、というと援護しているようですが
ひとつひとつの発言が何かと問題にされがち。

真相のほどは不明ですが、
私個人としては、
「イタリア代表選手の中にゲイが居ようが居まいが、
どーでもいいんじゃないですか?」
という感じです。

ゴシップで振り回され(それを楽しむ我々大衆も含め)、
その都度撤回したり、謝罪したりするのは
洋の東西を問わず、ですね。

では。


2012年4月2日月曜日

少子化問題を語るまえに

毎日、税金とか、失業率とか、そういうニュースばかりですが
どうなってしまうんだろうというニュースがあったので
簡単に内容を説明したいと思います。

事が起こったのは3月27日、事故発覚は3月31日。

人工授精などを手がける病院にて、
胚94個、卵毋細胞130個などが喪失、
原因は、それらを保存するための装置が故障したためでした。
現在も原因究明のための調査が続けられていますが
それ以上に、当該40カップルは、また一から始めなくては
ならないのかという落胆と悲しみ、そして
訴訟の準備を始めています。

お粗末という言葉では片付けられません。

カトリック国のためか、人工授精、体外受精には
規制がある国です。周囲の理解もおそらく、日本よりも
得にくいでしょう。
その国は、少子化が大きな社会問題になっています。

子供を育てられる環境を作る事は必至です、
保育園の充実、教育にかかる費用負担の軽減など。
対象は、自然妊娠が可能なカップル、です。
日本同様、イタリアも人工授精は非常に費用がかかります。
少子化を問題視するなら、こういうミスをなくし、
少しでもカップルの負担を減らす事ができるよう
政府の助けがあってもいいのではないかと思います。
上記の対象者の幅を根底から増やすことです。

今回の被害者のうち、一人の女性はこう言いました。
「非常に悲しいけれど、わたしの子宮がある限り
またここで頑張る」

母は、強し、です。

では。





2012年2月8日水曜日

寒波の影響

記録的な大寒波でヨーロッパは大打撃、
イタリアもその影響を多分に受けています。
ここ何日も「ひざまずく」という表現の派生で
「屈服した、打ち負かされた」という言い方が
何度も報道されました、「雪と氷に」です。

イタリアは暖かいというイメージがありますが
今回は北から南まで、悪天候です。
北は130キロ/毎時の暴風地域や、−20度の地域、
南は2メートルの積雪、とにかくやられっぱなしです。
川は凍る、海は荒れる、死者は本日までに40名。
そして先週金曜日から停電が続く地区(なので今日で丸6日)、
水道管の破裂が各地にて、休校の地域、電車に至っては
もう話になりません、何時間も閉じ込められたり
どの程度運休になったか。
もう、完全に、ノックアウト状態。

イタリアでは家庭ゴミを外にある
大きなボックスに捨てるのですが、
強風の地域ではゴミを捨ててください!という
案内が流れたとか流れないとか。
あまりの強風で大きなボックスが飛ばされないために
ゴミで重さをかせぐらしい。なるほど。

わたしはと言えば、最近は毎晩足浴。
まだもう少し続くというこの寒波の影響。
早く通り過ぎて欲しいものです。

では。



2012年1月27日金曜日

あっちもこっちもストライキ

寒い日が続いております、皆様体調いかがでしょうか。

年末年始を日本で過ごし、イタリアに戻ったら
あちこちストライキで大変です。

政府の緊縮策に対するストライキと、
よくわからないストライキと、毎日その話題。
タクシーのストライキ、
鉄道や地下鉄、バスのストライキ、
トラックのストライキ→ガソリンが運ばれないので
スタンド長蛇の列!

ストライキはイタリアでは頻繁にあるので
「あしたはスト」と聞いても
「あ、そ」という反応しか普通はありません。

ただ、旅行者にはたまらん、です。
タクシーが全然無いって、旅行客には辛くないですか?
ガソリンだって、同じ。
昨日もニュースで
「○○高速道路、××から△△区間ガソリン無し」
みたいな報道流れていましたし。

いつも思うんですが、ストライキをすることで
きちんと成果が出ているのか、疑問。
ストライキする場合、その時間分は労働賃金から
差し引かれるらしいので、多少なりとも
状況が変わらなければ無駄になりますしね。

今回の長引いているストライキで、どうなることやら。
次は薬局のストライキと弁護士会のストライキも
あるということ。

ああ、日本は平和です。

では。


2011年12月13日火曜日

怒りと悲しみを〜人種差別〜

今年も師走になり、残すところ数週間です。
今日は別の話題を書こうと思っていたのですが
事件があったので変更することにしました。

イタリアは中部、フィレンツェで発砲事件がありました。
セネガル人2名が死亡、3名が重傷を負いました。
事件発生は午後12時半ごろ、買い物客がわんさか居る
白昼、市場(2カ所)での出来事です。

発砲したのはイタリア人男性、極右の人で、
警察に追い込まれ、自らもピストルで死亡しました。
これを受け、直後からセネガル人のデモが始まり
おそらくまだ続いていることと思います。

多くのセネガル人は、仕事でイタリアに来ている移民。
アフリカ大陸から近いイタリアは、移民の多くが
まず第一歩を踏み入れる場所でもあります。
その後、ドイツやフランス、その他のヨーロッパ国々に
行く事も多いのですが、イタリアにも大勢移民が
流れ込みます。

最近ヨーロッパ各国で極右の台頭が見られます。
21世紀、世界中の人々が行き来するようになり、
ヨーロッパ(EU圏内)はパスポート無しでも
移動が可能になり(*EU圏の人のみ)、
国境があって無いようなものになってきている、
そんな時代になっている今日、
いまだこんなに人種差別があるのか、時代を逆行している事態に
まったく納得がいきません。

それぞれが、思う事は個人の自由ですから
それを否定するつもりはありません。
行き過ぎがどうかと思うのです、今回は殺人です、しかも、
無実の人に対する犯罪。顔見知りでもなんでもなく
単に「セネガル人」ひいては「外国人」に対しての行動。

当然ですが、わたしもイタリアで何度も差別的な
発言は受けた事があります。
ふざけてつばを吐かれた日本人女性も居ます。
ただ、日本人の場合は比較的、悪いようには思われて
いません、それは、日本人が他国で犯罪を犯したり
非道徳的な行動をとらないからでもあります。
では、上記のセネガル人は逆だったのか?

そんなことはありません。
彼らもまた、祖国に居る家族のため、自らのために
働き、普通に暮らしている人たちです。
もちろん、中には犯罪を起こす移民の人たちも
居ます、それが「移民全体」を指している事では
ないこと、誰もが分かっているはずです。

「EU圏外の人」という名詞があります。
私達日本人も、その中に入ります。
この、「圏外」は比較的否定的な意味で使われます。
時々冗談でわたしも「わたしは圏外だから」と
言う事がありますが、これは皮肉もこめています。

今日はどこもこの事件がトップニュースでした。
これは、単なる一殺人事件ではなく、
国としての、モラルに関わる、大きな、深い意味を持つ
事件なのです。

セネガル人のコミュニティは、恐らく日本人の
それに比べて結びつきが強いと思われます。
それでも、もしも今回、日本人が殺人の対象になっていたら
わたしは迷わずデモに参加し、
セネガル人と同じように抗議すると思います、
日本人の誇りにかけて。





2011年12月1日木曜日

一丸となって、国を、支える

最近のイタリアおよびヨーロッパ情勢で
「大丈夫?」というお声を頂戴することが多いです。
ご心配ありがとうございます。

個人的には、今のところ、生活に大きな変化はありません。
このたび発足した新内閣(モンティ首相)により
提案された経済政策は、実に3兆円規模の緊縮策である
ということは、報道の通りです。
この柱となっているのが、年金支給年齢の引き上げと
不動産税の再導入や付加価値税の引き上げなどです。
なぜ、再導入なのか、 というと、

この、不動産税、というのは、数年前の政権
(ベルルスコーニ前首相)時代に「1つ目の家」に関し
免除される事になった税金です。
それまでは存在していました。
簡単に言うと、家をいくつも持っている人たちは
多めに税金払ってね、という法律です。
また、住宅購入を促すことにもなりました。

また、今回、やはりお金持ちの人は多く税金を払ってね、
という意味で、一定以上の大きさの自家用ジェットや自家用船を
持っている人は、その分税金払ってください、という
法案も上がっています。

さらに、付加価値税は、このブログでも以前紹介しましたが
(http://italia-gioia.blogspot.com/2011/09/blog-post_16.html)
また上がるの?という感じがします。
日本の消費税はなかなか上がりませんのに。

年金は、個人的には関係ないですが、これはどこの国も
同じような問題を抱えていますね。
ただ、この国の国会議員の年金はものすごく高い。
たった5年務め上げただけで、労働者平均賃金の倍は
いただいているようです。
しかも、一番私が問題だと思っているのは
国会議員は別の職を持っているので、そこからも
当然年金は支払われている訳で、現役時代も
二重の収入、OB/OGになっても二重の収入では
国民は納得できませんね。週に何回か議員の仕事をすれば
いいそうです。それはどうなの?と思います。

ところで、こんな議員さんたちに抵抗すべく
先日各地でこんなことがありました。

ジェラート屋さん:「一般の人1ユーロ 議員は30ユーロ」
ピザ屋さん:「一般の人4ユーロ 議員は100ユーロ」

これ、実際に店頭に置かれていたプライスです。
報道番組でやっていました。
実際にピザ1枚に100ユーロ支払った議員さんが
いるっていうから更に驚きましたね。
さすが、ユーモアの国(笑えないですが)。

みんなが頑張らないといけない時期です。
今年は各国での絆が問われる1年です。


2011年11月13日日曜日

ここからが正念場

「ベルルスコーニはもはや我が国の首相ではありません」

これが今朝、あるテレビ局でキャスターが発した最初の言葉でした。

正式辞任するまで
「でもあの人のことだから
何か理由をつけて首相の座に居座るかも」
とか
「結局まだ辞めてないから分からない」
とか
そんな言葉を何度か聞きました。が、昨夜正式辞任。

冒頭のひとこと、この元首相の影響力が非常に大きかったことを
象徴していますね。

さて、本日中には新首相が決まる予定。

これは今回初めて知った事ですが、暫定政権として
一国の首相に選ばれるのは、恐らく現国会議員ではなく
一般の人(知識人)。でもそれではまずいので、
今月、大統領から上院議員に任命されました。
火急の対策が必要な経済問題をなんとかすべく
元欧州委員であるとか、経済学者であるとか、
そういう肩書きを持つ人です。

個人的には、政治の経験が無い人が、一国の首相になって
大丈夫なのだろうか?
国家の緊急事態(経済以外)に陥ったとき、舵を取れるのか、
と勝手に考えもしたのですが、
わたしの知識も浅いので、そういう心配は無用なようです。

目下の経済問題を解決する(しなくてはならない)のは
誰が首相になっても重圧でしょう、一朝一夕にはいかない。
ベルルスコーニ元首相を辞任に追い込むことが
野党の目標みたいになっていたところがあるので
ここからが正念場です、いや、まだ野党は政権を取ったわけじゃ
ないし。
与党だって、連立だったわけなので、決しておちおちして
いられないですね。
次の総選挙(2013年?)までにどうなるのか。
またしても傍観者のわたしではありますが、
さすがにまずいだろう、という経済的な感覚を目の当たりに
している今日、イタリアがどう変わって行くのか、
恐いもの見たさもあります(失礼)。

***
そして、また全然関係ないですが、
先日アペリティフ(イタリアではアペリティーヴォと言います)
に行ったときの一品がとても可愛らしかったので。
この一皿に飲み物(アルコール)がついて10ユーロ(千円ちょっと)。
なかなか粋な創作料理で見た目が気に入りました。





ちょっと暗めの画像ですが、高級に見えるかも。

一昨日は友人が仕事でイタリアへ来ていたので
久しぶりの外食。訪問客が多いのがイタリアに居て
嬉しいことのひとつ。

問題山積みのイタリアで、それでも今日も観光客に
あふれている、世界からみたらやっぱり魅力のある国なのかもと
実感しているところです。

では。




2011年11月1日火曜日

笑うしかない、か

先日の、友人との会話。

政治のはなしになったとき

わたし:イタリア人ってすごいよね、悲観的にならない
友人:泣かない代わりに笑うしかないんだよ

すごいな、この考え。
彼女もケタケタ笑いながら話してくれました、
政府や首相のあーでもない、こーでもない、というはなし。

先々週行なわれた、ユーロ圏首脳会議での
隣国サルコジ仏大統領とメルケル独首相の記者会見の様子。

http://www.youtube.com/watch?v=8a8hI1uimNU


フランス語はまったく解さないので、分かりませんが
「伊首相は緊縮策を約束したのか?」みたいな内容で、
ものすごく大雑把に言うと、
現在のイタリア国債(経済)問題について、伊首相は
対策をとっているのか?ということでしょうか。

それに対してサルコジ大統領は一瞬沈黙、そして隣の
メルケル首相を見て、二人はアイコンタクトの末
共に吹き出し、会見場の記者たちもみんな笑う。
イタリア首相は駄目だ、というようなニュアンスを持つ会見に
なってしまった。

わたしはほんとにすごいと思う、ベルルスコーニ首相は
度胸がある(というと、イタリア人はわたしのことを
冷たい目で見る)。どんな失言をしても、辞任しない。
どこに言ってもこんなに話題にのぼる首相って
なかなか居ないんじゃないかと思う。
ベルルスコーニ首相の失言は、毎回笑わせてもらっている
(日本人だからね、わたしは)。
誰に何を言われても、めげない、泣かない。

「泣かない代わりに笑う」
イタリア人を見習いたい。

では。

2011年10月23日日曜日

風よりも速く

訃報。
マルコ=シモンチェッリというイタリア人が亡くなった。
日本では一部の人にしか知られていないと思う、
MotoGPの選手。
今日は時間を大幅に割いて、各社のトップニュースだった。

私の印象としては
愛されキャラ。
お茶目な感じ。
ギリギリのラインでレースを行なう、勇気ある若者。

オートバイレースはイタリアに来るまで全く興味がなかった。
F1は親戚や友人にF1ファンが居るので
たまに見る事もあったが、バイクはゼロ。
危険なスポーツと認識しながら、常にそれに挑む選手たち。
レースを見ていると、怖いとさえ感じる。
今日の事故は何度見ても気分が落ち込む。
後続と接触しての事故死。
避けようが無かったと誰もが思い、誰もがそう見る、が、
関わることになってしまった選手たちの気持ちはいかばかりかと。
強靭な精神力を持ち合わせていなければ
この手のスポーツ選手にはなれない。

命を懸けて、好きな仕事をし、志半ばでの早すぎる死。
人生、何があるか分からない。
彼の人生は、きっと幸せだった、そう思いたい。

***
イタリア人の好きなスポーツ

サッカー
F1
オートバイレース

その他、バレーボール、フェンシング、水泳、ラグビーなど
多くあるが、上記3つは毎週行なわれ、
楽しみにしている人が多い。

今日のサッカーセリエAの試合では、各地で
黙祷が捧げられていた。
***


シモンチェッリは今朝、YOUTUBEに動画もアップしている。
ご冥福をお祈りします。

http://it.wikipedia.org/wiki/Marco_Simoncelli
(日本語表示にするには左の「日本語」をクリック)

2011年10月5日水曜日

「規制」と「自由」

朝晩はめっきり冷え込み、明日からは「夏は終わり」
という予報が流れています、イタリア。
そろそろ冬支度を始めなくてはいけません。

さて、昨日、個人的にはとてもびっくりするニュースが
ありました。殺人事件の件ではありません。

インターネットサイトの規制について、です。

現在、イタリア語版ウィキペディアは一時的に閉鎖されています。
なぜか?

実は最初は法律のことをまったく理解できないので
よくわからなかったのですが、イタリア人に少しだけ
説明してもらいました。

今論議されている法案は、このようなものらしいです。

ウィキペディアみたいなサイトやブログなど、個人のことが
書かれていて、その人物が、それを「自分に取ってダメージ」と
受け止めた場合、その人自身がそのサイト(ページ)の
修正または削除を求めることができる、
そして、それは法で決定するのではなく
個人の要求に従う、ということらしい。

今現在イタリア版ウィキペディアが
まったく見れなくなっているのは、一時的に
この法案に対して「抵抗」をしているためだとか。

イタリア版ウィキペディアは、世界の中でもトップクラスの
情報を持っています。
個人的には日本語版をよく見ますが、イタリア語版も
照らして活用する事もあり、完全に「百科事典」の
認識しかありませんでした。

表現の自由と規制
情報化社会における大きなテーマではありますが
この法案、果たして「進んでいる」のか、はたまた
「遅れている」のか、私には判断できません。

もっと大きく報道されてもいい内容の法案だとは
思うのですが、先日のペルージャ殺人事件といい、
ギリシャ経済支援といい、そして本日のトップニュースである
ムーディーズの格下げといい、大きなニュースが満載なので
まったく陰に隠れている感じ、通過してからニュースに
なるのでは遅いのじゃないか?と思うのですが。


個人的な意見ですけどね。
みなさんは、こういう規制、どう思われますか?

では。

追記:夜のニュースでは大きく取り扱われていました。

2011年10月4日火曜日

長い一日、審判の日

昨日報道各社は朝からずっとこの話題でもちきり。

2007年にイタリア中部ペルージャで起きた殺人事件の
控訴審があった。
この事件、何か進展がある度に大々的に報道され、
今日の新聞は見ていないが、おそらくすべて一面トップ。
結果は逆転無罪。
一審で被告2名にはそれぞれ26年、25年の懲役だった。
裁判所の模様が中継された、裁判長が読み上げた、
歓喜の声と泣き声が流れた。

4年前、英国女性留学生が殺害された、その被告が
アメリカ人女性とイタリア人男性の元カップル。
この、「きれいなアメリカ人」という言い回しを
昨日は何度耳にした事か...被告が美人かどうかを
コメントする人たちがこんなに居るなんて
ちょっと驚いた。
これが男性2名の被告だったら、ここまで大きく報道されて
いなかったのではないか。
それに、ハロウィンの日に起きた、乱交パーティのような
事件背景も拍車をかけている。

英、米、伊(もう一名、コートジボワール人も関与)の
国際的な裁判であったこともひとつ。
米国では昨日、判決後にテレビ、新聞が「無罪」と
大きく取り上げた。
イタリアでは、中継まで入っているのだから、無論である。

2007年から、実に4年。本当に無罪だったら
若いこの二人には、なんと残酷な日々だったことだろうか。
でも、今回の無罪判決は、私が理解した限りでは
「証拠不十分」。
被害者の遺族にしてみたら、この結審はまた、振り出しに
戻されてしまったという思い、無念さだけが残るだろう。

素朴に、じゃあ、一体誰が殺害したのか。

殺害された子よりも、被告がこんなにクローズアップされ
本も出て、映画化されるということも聞いた、
もちろん、被告女性を主人公にして。
あ、もう被告じゃないのか..

この長い裁判の途中経過から、昨日の控訴審までを見て
不謹慎だが長くイタリアに居ることを実感した 。

どちらの結果になっても、やりきれない思いは
残ったと思う、赤の他人の私ですら、こうなので
関係者には言葉もない。

一応、どんな事件なのか、というのは、こちらに。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111004-00000665-reu-int

次回は明るい話題で!


2011年9月16日金曜日

早さに脱帽

あっという間に通過してしまいました、増税案。
先日お伝えしたように、付加価値税(消費税のようなもの)が
現行の20%から21%に上げるという法案が提出されたのが
約10日前。
国会(上院、下院とも)を通過し、
今週の土曜日(9月17日、というか明日ですよね)
から施行されるようです。
どうすればいいのかさっぱり分かりません...

まだサービスが終わっていないのに支払いを済ませて
しまった分とか、領収書とか、どうなる?
今さらお客様に1%上がります、とか言えます?
私は経理関係はまったく無知で、すべて会計士任せに
しているので、指示を仰ぐにも、今は申し訳なくて
聞けません...
色んなところで、色んな人が大変な作業に追われているのでは
ないかなと、人ごとみたいに思ったり。

たとえばレジとか。
たとえば既に見積もりを出している商品とか。
たとえば光熱費の請求とか。

テレビとか、コンピューターとか、大きな買い物をする人は
今日走りまくるのではないかな、とまた傍観者。

素朴な疑問:
せめて2012年からとかにできないのかな
そもそも、○○年○月○日から、と決まっていれば
それ以降のものは上げます、と事前に言えると思うんですが。

こんな疑問を持つのは私だけなのか。

まあ、それだけ緊急性があったということですね。
日本も緊急性はあると思うけど...
ただ、緊急性の質も内容も異なりますけどね。

昨日は、なんだか各都市の「市長」がストライキを
行なっていましたよ、増税案に反対で。
すごいな、ほんと。

さすが、フェラーリの国。
スピード感あるなあ...関係ないですね、すみません。

では...

2011年8月25日木曜日

首が回るようになりますよう。

10日前に寝違えたようになってから、首が回らない生活を
しています、借金で、ではなく、本当に痛くて。
ようやく昨日から、なんとか回復の兆しが見えてきました。

借金と言えば、
ムーディーズの日本国債格付けランクが
Aa2からAa3へ下がりました。
本年5月の時点でその伏線が張られていたため
大きな混乱は来さないということです。
東日本大震災および原発事故が今回の格下げに影響しているのは
間違いありませんが、一般国民(=わたし)から見る、
実際の国の経済状況と、国債格付けランクとの間には
当然ですがギャップがあります。

ものすごーく素人的な意見を述べますと、

イタリアでは、まだ日本人はお金を持っている、
日本はお金持ちだ、と思う人が大勢居ます。
逆に日本人はイタリアに行けば安く買い物ができる、と
思っている人が未だに後を絶ちません。
さらに、イタリア人は、中国人がお金を持っている、
中国が急成長している、ということは実際に見聞きしているのに、
頭の中まで浸透していない印象を受けます。

今回この格下げで、日本はイタリアを下回りました。
イタリアに居て、この国は日本よりも経済的にラクだ、と
思ったことは正直一度も無いかもしれません(リラの時代は別です)。
失業率も、数パーセントイタリアの方が上回っています。
念のため書きますが、日本が上だとか下だとか、
そういう勝ち負けのことを言いたいのではありません。

あくまで「国債」ではありますが、
まだまだ昭和的な見方をしてしまう私は、
そんな現実を見聞きし、肌で感じているにも関わらず
頭の奥底まで浸透していっていない、
イタリア人と同じです。

そして、日本に居る私の友人たちは、みんなお金に
困っていない、もしくはお金を持っているのに対し
「お金がない!」と叫んだら「私も!」と
こだましてくれる友人たちの居るイタリアに住む私は
やっぱり格下げを実感できない

と思ってしまうのです。
ま、実感してる人なんてそうは居ないのでしょうけど。

では。