ようやく更新します。
外は日中夏の陽射し、この時期の紫外線をカットするには
日本の「SPF50」が必須です。
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少し忙しくしていた間に起きたこと。
自宅を不在にしていたときに、いわゆる税務署のようなところから
税金の督促状、が届いていました。
きちんとお支払いしているはずですが?日本人ですし?
と言いたくなるのを我慢して、その督促状の内容を把握すべく
取りに行きました。
なんと、私が訪れた窓口、以前は週4日(月水金午前と木曜午後)
開いておりましたが、本年4月より、水金の午前のみ!
どうやら2名体制だったのが、1名に減らされたようです
(ここでも人員削減、緊縮策、か?)。
仕方なく、金曜午前に赴いたところ、
13時までの窓口なので、13時30分以降は対応しない、と
係員が言い張ります、その前に番号札を取っていても。
2時間待って、とうとう私の順番はまわってこなく、危うく返される
ところでしたが、そこは私もイタリアという国を少し知り得る者、
「書類の受け取りだけだから!」と追い返されそうになったところを
無理矢理書類受け取りに成功しました。
さて、この書類を受け取ったあと、どうするか、というのは
会計士に丸投げですが、金額は1万5千円くらい。
しかも。2008年の税金について、です。
この金額には、約4千円くらいの、遅延に対する
罰金も含まれます。
会計士と半日使って探せ出した答えは、私に非は無い、
ということでしたのでホッとしました。
私の請求書は書類上問題なく、税金も支払い済み、
請求書を受け取った側の申告漏れ、ということでした。
確かに、今、政府はとにかく脱税取り締まりで
重箱の隅をつつくような調査を全国展開しています。
この件を友人に話すと、イタリアの本質的な問題が
あがってきます。
あまりの税金の高さ
↓
脱税をせざるを得ない(?)
↓
脱税をする人が大勢いるので税収が足りな過ぎる
↓
税収が足りないので更に税金を上げる
↓
さらに脱税者が増える
といった、いつまで経っても変わらない、スパイラル。
脱税王国の取り締まり、どうぞどうぞやってください、
でも、1万5千円に躍起にならず、もっと大きな
金額を突き止めてください、ほんと。
金額の問題じゃないのは分かってます、だから来たんでしょうし。
でも精神衛生上よくないです。
***
この税務署には、
3000ユーロ(約30万円)の罰金の督促状が届き、
抗議のために来ていた女性がいました。
なんでも、2010年に購入した中古バイクの
前所有者が未払いだった2008年の交通違反に対し
彼女に罰金が課されたということです。
まだ彼女のバイクじゃなかった時代のことです。
待ち時間長いので(繰り返します、窓口の開いている時間は
週2回午前のみ、担当者1名のみ)、
こういういろんな人の話を聞けるのは面白いもの。
当然、本人は怒ってますが、笑えちゃいますね。
では!