2011年8月9日火曜日

イタリア式挨拶

蒸し暑い日が続いていますね。
でも、お肌が潤います、東南アジア女性のお肌がきれいなのは
湿度が高いからと聞いたことがあります。
だめだ、ヨーロッパ。カピカピ

先日、恋愛事情について触れたので、
今日はそれに少し絡めて「挨拶」について。
本当は「キス」という題名にしようと思ったんですが、
どうやらこのブログを、小学生のお子さんが見てくれているという
話を聞き、少しためらって、「挨拶」にしました。

まず、普通に両頬にキスといいますか、頬を重ね合うと言いますか、
それが友だちや家族、とにかく一応誰とでもあり、の挨拶です。
北部から中部はそうでもないようですが、南部は男性同士でも
このキスあります。

あまり想像できない方は、そうですね、今度のG7かG8かなんかで
イタリアの首相が他の国の首相に挨拶している姿を
見ていただければ、もしくはイタリアの映画、とか。

たまに、日本からのお客様や友人から
左頬と右頬、どちらからすればいいの?
と聞かれることがあります。

真面目な日本人のこと。
それ、大事ですよね。

だってね、それ間違うと、唇にしちゃいそうなとき、あるんですよ。
互いに左、と思ってたのに、片方が右だとね、
近づいたときに、あれ?あれ?ってなって
唇に近くなっちゃったりするんですよ(笑)。

困ることはそれ以外にも。
たとえば:

初対面のとき
握手で済ますか、キスまでするか。
微妙な空気で判断します(迷わずキスって人も居るはず)。

回数
相手が片頬だけで済まそうとしているのに、
自分が両頬しようとして、なんか一瞬顔が離れたのに
また近づける、というちょっと読めない空気のとき。
片方だけ、というのは、たとえば、プレゼントを
あげたときとかのお礼にキス、みたいなときにあります。

別れ際
人数がたくさん居るとき、全員に全員がキスしてると
時間かかっちゃってしょうがないんですよ、
じゃ、帰ろうか、ってなってから、15分くらいは
別れの挨拶してたりして。
面倒なとき(スミマセン...)は投げキスで
まとめて、にしちゃうこともあります。

困るってレベルの話じゃないですね...

小さい子供はね、ぶちゅーってほっぺにしてくれるんです、
もうたまりませんねぇ。

恋人同士、親子、夫婦は普通にキスですね。
親子も、ある程度の年齢までは口にしますね、見ている限り。

キスや抱擁は、お国によってまったく異なるので
一概にどうこう言えません。日本人同士は夫婦の再会でも
人前では抱擁もしなかったりしますし、それを「おかしい」
というイタリア人も居ますが、余計なお世話です(笑)。
ただ、郷に入っては郷に従え、とでもいいますか。
日本人もイタリアに住めば、すぐにこの挨拶をするように
なります。最初に使うコミュニケーションかも。

でもでもでも。

条件がひとつあります。
「日本人以外の」という但し書きが必要。
たとえば10人で食事して、その中に2名の日本人が
含まれていたとします。
日本人は全員とキスしても、自分以外の日本人とだけは
絶対にキスしません。
別に誰が決めたわけでもなく、そういうもの、です。
暗黙の了解ですね、我ら、日本人の。

イタリアに行ったら、ちょっと親しくなった人ができたら、
挨拶試してみてください、きっと相手は喜ぶとおもいます。

では!