2012年11月28日水曜日

イタリア 民主党予備選挙

今週はイタリア全土で悪天候、雨量も地域によっては
非常に多くなっており、ご旅行でいらしている方には
大変気の毒です・・

さて、11月25日(日)にイタリア民主党予備選挙
行なわれました。
5人の候補者のうち、誰も得票率50%を超えない場合は
上位2名の決選投票となり、それが12月2日(日)に
行なわれます。
現党首(書記長)であるベルサーニ氏が得票率 44.9%でトップ。
続いて現トスカーナ州フィレンツェ市の市長であるレンツィ氏35.5%で、
この2名での決選投票となります。

予備選挙は直接選挙で、今回は300万人以上が投票に行った
という結果が出ました。この選挙、投票するためには
まずその手続きが必要なのですが、
1人につき2ユーロ(200円強)を支払う義務もあります
ここ、不思議、と言うと、大抵が
「イタリアだから」という回答をします。
今日はそのあたり、触れませんね。

私の周りで投票に行った人は、ごく一部でした。
誰にも魅力を感じない、とか、もう誰がトップになっても同じ、とか
半ば政治に期待しない反応ゆえの無投票、というところでしょうか。
似ていますね、どこかの国と。
ただし、何度もこのブログで書きましたが、この国の
投票率は毎回非常に高いです。大抵は8割を超えます。

さて、2ユーロとか、政治に関心が薄れて来た、とか、そういう
選挙のはなしではなく、今日は別の視点から。

***
東京都の都知事を辞職し、衆議院選への立候補を決意した
石原慎太郎氏。もしも衆議院選で破れても、都知事に再び戻るという
権利はありませんよね、同日、都知事選もあることですし。

上記、フィレンツェ市長は、今回の党首選に勝った場合には
党首となり、市長は辞めますが、
破れた場合にはフィレンツェ市長に戻るだけです。
フィレンツェというのは、ミラノ、ローマ、ナポリなどと同様に
イタリア国内で主要都市としての位置付けが取られているため
そこの市長であるというのは、党の中でも重要なポストに
あることを意味しています。

この人はすでに民主党員なので、都知事と衆議院選の関係とは
異なっていますが、いいですよね、どちらに転がっても
きちんとしたイスが残りますから。

もともと日本とイタリアの政治の仕組みも異なるため
一概にどちらが良いかとは言えませんが、
日本では議員に立候補する場合には現職を辞しますが
イタリアでは現職は議員に当選しても続行するため、
国会の開催中でも本職(どちらが本職か?というのがありますが)
が忙しくて欠席、ということもふつーにあります。
最低の出席日数があるようで。←大学の講義か?

弁護士、会計士、教授など、もともと社会的に
地位も名誉も高いと言われる人々が政界にもたくさん居て
ダブル収入を得ていますので、それは格差、広がります。

ということで、私個人の感想としては

予備選が直接選挙なのはいいと思う
       ↑
日本の総裁選はいつも、民意と一致しているとは限らない

政治は専門がいいと思う
       ↑
全身全霊を捧げてください、おねがいします。

 それでは。

追記:決選投票は予想通りベルサーニ氏(現職)が勝利しました。
次回選挙では前首相のベルルスコーニ氏率いる
中道右派自由の人民(自由国民党)と争うことになりそうです。
ベルルスコーニ氏は出馬する、しないを繰り返しているので
どうなりますか。。




2012年11月22日木曜日

人前で××

そろそろクリスマスの準備が始まって来たイタリアです。
まだ主に店舗ですが。
クリスマスプレゼント用の品物が並びます。
イタリアではクリスマスを、日本のお正月のように、
家族や親戚と共に、食べて、飲んで、ゲームして、また食べて、
のんびりとし、教会にお祈りに行く(行かない人も居ます)
というように過ごします、恋人と2人っきりでロマンティックに、
という風潮はありません。

***
恋人と言えば、イタリアに限らず、欧米では
スキンシップがアジアよりもオープンなのは周知の通りです。
友だちみんなでワイワイやっているところでも
カップルは普通にキスして、道ばたでも、どこでも
べったりしている風景、よく見かけますね。
日本でも最近は電車や道ばたで、と言われますが、
甘いあまい、そんなものじゃありません。

そこで、これを読んでくださっているみなさま、
『自分の友だちが、目の前で相手とキス中』
という状況を想像してみてください。
どうしますか?
私は、なんとなーく、見ないように、というか
別のところに視線を向けたりします。これには、
①見るのが恥ずかしい
②見ては、相手に悪い
③無意識に
この3つがあるような気がします。

じゃあ、他のイタリア人は、どうしているのかと
キスしてない人たちを観察してみると、
やはり見ないようにしている人がほとんどです。
じっと見ないのはもちろんですが、視線を外しています
(じっと見てる人は居ないでしょうが)。

そこで、日本とイタリア(欧米)の違いを考えてみました。

日本人が人前でベタベタしないのは、
そういうプライベートなものは人前でしない、という
昔からの風潮や、単なる恥ずかしさ、に加えて
周りの人に気を遣っている
のではないか、と思います。周りの人たちに
目のやり場を無くさせてはいけない、という気配り。
こういう奥ゆかしさと言いますか、気を遣う文化、好きです。

対してイタリア人やその他の欧米文化の中では
このような意識そのものがもともと無いのではないかと思います。
個人の自由、愛情表現の豊かさ
そして、いま目の前に居る、
「貴方(女)」にキスしたいからする ← だって大切なんだもん
という、もっともな理由。

異文化って、こういうごく普通の小さなことから
感じることができるんだなあ、と改めて感じ。

残念ながら、日本以外のアジアの国ではどうなのか、
を私は知りません。でも、知りたいですね、
どなたかよければ教えてくださーい。


寒い冬、クリスマスまであと少し。
みなさんはどのように過ごされるでしょうか?





寒い日の1枚 夕陽を見ながら



それでは。

2012年11月6日火曜日

秋の もとい 冬の夜長は・・

毎年10月の最終日曜日からは冬時間。
日本からは、−8時間の時差となりました。
暗くなる時間も早くなり、出不精ぎみになりますね。

秋の夜長、と言いますか、もうほとんど冬ですが、
この時期どうしてもオーブン料理や煮込み料理ばかり
作るようになります、部屋を暖めるため、というはなしも・・。

今日、初めてカリフラワーのラザニアを作ってみました。













見た目、ちょっといまいち、ですが、
意外に美味しくできました♪
先日バールでカリフラワーのラザニア食べたときに
美味しい、と思ったので、試してみたら、出来た!
時間かかるけど、簡単です。

1)タマネギいためる。
2)カリフラワーせんぎりにしてタマネギと一緒にいためる。
3)水を加えて、2)を柔らかくし、柔らかくなったらつぶす。
4)水分を全部蒸発させる。
5)ベシャメルソースを別に作っておく
6)4)にベシャメルソースを加え、塩こしょうで味付け。
7)器に軽くオリーブオイルを敷き、パスタと6)とチーズを
重ねていく。

本当は、プロヴォラ、というチーズやパルメジャーノが
必要だったのですが、なかったので、スライスチーズ使ってみました。
以前、普通のラザニア作って、こんなにまずいラザニア
食べた事ない、っていうくらいまずかったので、
ラザニアは苦手意識がありました。

今度誰か遊びに来たらこれを作ろうっと。


そして、少し前ですが、友だちの家で、
今年初の暖炉
お肉たーーーくさん買って、
みんなで暖炉の上で焼いたお肉をたらふく食べました。




イタリア人は映画をよく観るという話は
以前もここで書かせていただきましたが、
この秋〜冬は、私も映画をせっせと観に行きたいと
思っています。秋&冬の夜長を、籠りっぱなしにならないように
楽しみたいと思います。

ときに、今日は米国大統領選。
テレビではずーっと「長い夜になります」って
何度も言ってます...

では!


2012年10月20日土曜日

何が買えるか?〜青空市場〜

気付けば10月も半ば過ぎ。
この時期、冬支度をせっせと始めるのですが
何故か今年は暑いです。
今日など、特に南部は夏日で海に行く人も大勢居ました。

***
さて、円高の恩恵もあり、イタリアではショッピングに
邁進する旅行者の皆様もたくさんいらっしゃいます。
普通のイタリア人はどこで買い物してるのか?と
聞かれる事もしばしば。

「ふつう」のイタリア人。
日本と同じく、国民総中流、と呼ばれた時期もありましたっけ。
今は裕福な方々月末までやっとこ、という方々、
差が広がりつつあります、

「ふつうの人」という問いに対し、独断でお答えするとします。
・ごく平均的な所得の人
・成人男女(学生含む)
こういう人たちのよく行く場所といえば
市場=メルカート
どこの街にも、どんな小さな町村にも、いくつも(青空)市場が出ます。
毎日同じ時間に同じ場所に設置される青空市場 もあれば
週にこの曜日だけ、という青空市場もあります。
また、店主も日によって場所を変えることが多くあるので
顧客はその店が行く場所に行く、ということも。

こんなかんじ。




たくさん店が並んで
洋服はたいてい試着も可能
(試着室は仮設)。
たくさん買ったり、高いものを
買ったりする場合、値下げ交渉も
可能。








こういう場所では必要とする物が高い確率で探せます。
・食料品(ハム、チーズなどの加工品や新鮮野菜、果物など)
・衣類
・靴、かばんなど
・ベルト、財布など
・台所用品、掃除道具
・寝具(小さいもの)
・花、植木
などなど。

もちろん、質は、いい物から、明らかに数回の利用で
駄目そうになるものまで色々。
ブランド物は、ほとんど無いですが、たまに
サンプル品などもあったり←でもこれは期待しないほうがよい。

イタリア人も、こういう市場でばかり買い物をするわけでは
ありません、かといって、「ふつう」の人が
日本よりは安いからと言って、すべて有名ブランドのものを
購入できるかといえば、このご時世なのでそれはありません。

何度も書いていますが、この国の平均収入は
日本の半分くらい。もちろん、物価の違い(不動産、交通費など)は
ありますが、それでも決して物価の安い国では
もはやありません、懐かしや、リラの時代。
*ちなみにガソリンはEU圏内で一番高いと言われています。

それでも市場はたのしい。
今日、わたしはシャツを1枚買いました。10ユーロ(約千円)。
本当は靴を買いたかったのですが、気に入った物がなく。

旅行のとき、地元の人に混ざって、市場を巡ってみるのも
なかなかおすすめかと、おもいます。

では。

2012年9月20日木曜日

ヴェローナという街

大分涼しいイタリアです。

今日はイタリア北部はヴェローナを少しご紹介します。
ここは、ロミオとジュリエットの舞台となった街。
街としてはこじんまりとしていますが、整ったところです。
市も世界遺産になっています。




街に入って早速見えるのが
このアリーナ。
夏は野外オペラがとても
有名です。







忘れてはならないのが
ジュリエットの家。
このバルコニーから
「ロミオ、ロミオ」と。











ものすごい人で、とてもじゃないけど
ジュリエット像に近づけず、
ジュリエットのバルコニーから。












ここは人がとても多いので、スリにもご注意です。
私はこの日、ここへ入る前に鞄が破れてしまい
(なぜだろう?切られたか、引っ掛けたか)
普段以上に気をつけていました。

オペラ好きの方も、そうでない方も、
野外オペラは見る価値あり!です。アリーナを中心に
広場はとても活気づき、周りには飲食店もたくさん。
店舗もたくさんあるのでショッピングも大丈夫。

旅の途中、大きな街をまわりきって、少し時間ができたら
ヴェローナの空気も心地よいです。

ヴェローナ(Verona Porta Nuova(ポルタヌオーヴァ)駅)
ヴェネチアから 高速列車(frecciabianca)で約1時間
ミラノから 高速列車(frecciabianca)で約1時間20分



2012年9月9日日曜日

トスカーナで休日

空気はすっかり秋らしく。
朝晩の爽やかさ、この時期は個人的に結構好きです。

***
先日はイタリア中部トスカーナ州のグレーヴェ イン キアンティ
という場所を訪れました。ここを訪れるのは2回目。
ちょうど、ワイン祭りが開催されています(2012年9月6日〜9日)。

広場に集まったワインブース


とても小さな町ですが、非常に活気がある。
ワイングラス(10ユーロ ≒ 1,000円、7つのワイン試飲可)
を持って楽しげにブースをまわっている人たちがたくさん。

キアンティワインと言えば、確かにピンからキリまで。
ここで出展されていたのはすべて「ガロネロ( 黒いおんどり)マーク」
のつく、キアンティクラッシコ、というワイン。
歴史と伝統がある、キアンティワインの中でも
特に格が高いとされる証です。
見た事ある方も多いかもしれないです。

ガロネロマーク










一般的にワインのお祭りには多くのイタリア人が集まります。
外国人もたくさん居ました。見かけたのは、アメリカ人、
ドイツ人、韓国人そして日本人。
特にアメリカ人やドイツ人はこの場所がとても好きらしいです。

さらに有名なのがサラミやハムなど。
こんなお店もみつけました。






サラミやハムなどのお店の前に
イノシシの剥製が!
イノシシのサラミも有名です
(言われるほどクセは強くないです)。









サラミやハムが挟まれたサンドイッチ(パニーノ)を片手に
ワインの試飲!ブースによってはオリーブオイルの試食も
できるようになっていて。
この地方のオリーブオイルも有名です。

グレーヴェインキアンティを含め、この地方は
ちょっと車がないと不便な場所ですが
トスカーナのフィレンツェからはSITAという路線バスが
出ています。1時間くらいかかりましたか。

***
何故かここの市長さん(町長さん)と知り合う事ができ、
話を伺っておりましたら、日本は茨城県牛久市と姉妹提携を
結んでいるそう。地震の被害を気にしてくださっていました。
ありがとうございます!

***
上記のとおり、車が無いと不便な場所のため
みんな車で来てる模様・・駐車場もたくさんありました。
別に、いいんですね、飲酒(少しだし、ということで)。

***
珍しく写真をもうちょっと載せます。

この時期ぶどうがたくさんなっています 
ワイン畑
夕陽とワイン畑

***
じ、実は。ワイン好きな私ではありますが。
若干の体調不良に伴い、ワインのテイスティングが
ほとんど叶わず!(ここまで書いて、告白です)。
なにやってんだか・・
よだれ垂らしながら、人々を横目で見ながら、
今日はワインを買いに行く事にしました、とほ。
では。

wikipediaより グレーヴェ・イン・キアンティ

2012年8月28日火曜日

命の次に、だいじなもの。

夏休みを日本で過ごしました。
外出はあまりできなかった代わりに、のんびりとできました。

***
さて、入出国時にまつわる、
さすが」のできごと。
以前からよく感じていた事ですが、やはり日本のパスポート
偉力はすばらしいです。

最近、税関(荷物ピックアップ後)の審査が比較的厳しくなって
きています。結構荷物とともに、パスポートや滞在許可書を
提示させられている人たちが居ます(アジア系も比較的多い)。
私も今回、通り過ぎようとしたら
一応、手にはパスポート←これ、大事)
一人が「ちょっと待って」みたいに寄ってきました。
もう一人の税関員を呼びつけ「ちょっと、見て」というように
言ったようでした。が、呼ばれたその人、私の手をみた瞬間、
「あ、このドキュメント(=パスポート)はとても良いんだ」と一言。
そのままスルーでした。
(注:日本の税関のように、一列並んで、という具合では
ないので、バラバラに通り過ぎます)

以前も、入国審査で、「ヨーロッパ圏内」と「その他」の
列に分かれていて(日本だと、「日本人」と「外国人」ですね)
当然日本人は「その他」の列に並ばないといけないのですが
その列があまりに混雑しており、「ヨーロッパ圏内」の列が
空いていました。
と、いきなり、「ヨーロッパ圏内」の入国審査官が
ジャーーーパニーズ!!カモーーン!」と大声で手招きします
(ほんとに、こういう風に言っていた)。
私はヤッタ!とそちらに移動してすぐ通れました
(いいのか?と心配になります)。

出国時も、日本人の大群で通ると、パスポートも見ずに
「行け行け」と手を振られます。前回、そこの大群に
白人女性が一人、紛れていました。みんなを行け行け、と
通しているので、もちろんその女性も通り過ぎようとしたところ
ストップをかけられていました。パスポートを見せろ、と。
なんで通り過ぎるんだ?くらいの態度を取られていたので
女性、気分を害したのではないかなあ・・・とちょっと思いました。

我が国のパスポート、外国に居て
こんなに安心感を与えてくれるもの、なかなか無いです。

***
今日はスーパーで野菜を買っていたら
「オクラ」を発見。以前も東南アジア系のスーパーに行ったら
ありましたが、今日は普通のスーパー(ただし1個しか無かった)。






見えますかね・・・?「OKRA」って書いてあります。
生産地:イタリア(へぇ〜)
やや大きめ。
ネバネバ系大好きの私は、今晩のおかずはオクラに決まりです。

では。





2012年8月17日金曜日

うっかり 簡単に忘れたポリシー

どうも一度手を抜くと、なかなか復帰できないわたしです。
お稽古中断すると、戻りにくくなるかんじ。
大変ごぶさたしておりました。

***
涙なみだのオリンピックも終わり、ヨーロッパはそろそろ
サッカーシーズン。また楽しくなります。

さて、わたしは、かねてより、海外にわりと長めに居るけれど
日本人としてのアイデンティティーと申しますか、
日本人らしさといいますか、そういうものを忘れずに
生活していく、というのを勝手な信念として持っております。

なのに、先日、うっかりとやってしまいました。

友だちの前で。

シチュエーションは
友人夫婦とそのご家族等々、10人くらいの前で。
そのご主人、前回会った時よりも、20キロくらい体重が
落ちたのか、とてもスリムになっていたので、びっくりして
「○○さん!痩せましたね〜」というところを




小指をたてて







こんな感じで表現してしまったのです。
これ、当然、日本では「彼女」とか、意味しますが
イタリアだと「(棒みたいに)細い」とか「痩せている」を
意味します。

びっくりした(あわてた)ご主人をはじめ、奥様、そのご家族、
皆さんも、目が点。
そんな、公開処刑みたいなことするなよ〜
と猛烈なバッシングを受けました。

***
イタリア人はジェスチャーがとても豊富です。
子供は多分、ジェスチャーと一緒に言葉を覚えるので
小さい子供でも身振り手振りが満載です。
もしも、イタリア人を見る事がありましたら、ぜひ、
ジェスチャーに集中してみてください、おもしろい。

おそらくよく見られるのは、

手をつぼみみたいにして上下に動かす
何言ってんの?とか何やってんの?とか、そういう意味合いがあります。

肩のあたりで手のひらを後ろに向けて前後に振る
昔ね、とか、すごい前に、とか、賞味期限切れ(=古いね)、とか
そういう意味合いがあります。

***
ポリシーだなどと大げさな題を書きましたが、
なんだか「かぶれてる」と思われたくないわたしは
これまで散々気をつけていたのに、気が緩みました。

でも、各国、いろんなジェスチャーがあって、
言葉がなくても通じるジェスチャーって、興味深いです。
イタリアのジェスチャーについて、ご質問がある方は
直接ご連絡ください!

友だちも、怒ってないとは思うけど・・この場を借りて、
ごめんなさい。

では!次回はこんなに間をあけないうちにアップします。

2012年6月29日金曜日

はじまりました、お祭り騒ぎ

サッカー ユーロ2012も大詰めとなりました。
イタリアは当初、予選突破も際どいところからの
スタートでしたが、ここまで順調に進み、本日準決勝にて
ドイツを2−1で下し、決勝進出。

はじまりました、大騒ぎのイタリア。

近くのバールもお店も、本日はいつもよりも早く
店じまい。皆、準決勝のために家路につきます。
そこかしこで大型スクリーンが設置され
多くの人が集まって、食事をしたり、飲んだりしながら観戦。
ただし、この時期、最初の15分くらいは
大型スクリーンが見にくいことが難点です。
日が未だ長いので、開始時刻(20時45分)は未だ
完全に暗くなく、見づらいのです。
そこで、私は常にテレビで観戦してきました。
さすがに今日は、友人宅に行って一緒に観戦。
前半から2点を取る好調なスタートで
決勝進出を決め、その後、町中に繰り出しました。

大通りはクラクションの嵐。
道路脇にはラッパを吹く人たち。
車からはイタリア国旗がはためき、とにかく大騒ぎです。

まだ、優勝が決まった訳ではありません。
友人に言わせると、次の試合のあとにこれができるか
分からないから、とりあえず今日はもう騒ぐ、と。
日本だったら絶対に捕まりそうな状況なので
「警察が来たらみんなどうするの??」と聞くと
(は?あんた一体何年イタリアに住んでるの?と言わんばかりに)
「警察も一緒にクラクション鳴らしながら走るよ」と。

ま、そうでしょうね。

非常に残念なのが、私はアジアカップで優勝した日本のときのように、
先日から始まっているワールドカップ最終予選の試合のときのように、
気持ちがそこまで盛り上がりません。
もちろん、ゴールを決めれば喜び、勝てば喜びますが
非常に冷静。日本がゴールを決めた時の飛び上がり方とは
まったく違うのですね。
これはもう、仕方のないこと。

ただ、このお祭り騒ぎで喜びまくっている人たちを
見るのはとても面白い。
気持ちはとてもよく分かるのです。
私も日本が勝ったら同じように喜ぶから。

さて、7月1日(日)はいよいよ決勝戦。
スペイン対イタリアという、好カードで、それだけでも
とても楽しみです。スペインは連覇を狙うし、とにかく
スペインのゲームは見ているだけでいつも楽しい。
お祭り騒ぎがさらに更に大きくなって
楽しい夜になりますか、今から楽しみです。

では。

2012年6月13日水曜日

同性愛表現はデリケート

先週からサッカー三昧の日々です。
日本代表戦、ユーロ2012、サッカーの予定ばかり
日々チェックしております。
日本はワールドカップ最終予選の3試合、盛り上がりましたね。
オーストラリア戦は最高瞬間視聴率が40%を超えたとか?
日本選手の活躍、いちいち感動します。

***
そして、イタリアでユーロ2012に絡んで昨日話題になったのが
あるイタリア代表選手(アントニオ=カッサーノ選手)と
あるジャーナリストとのやりとり。

要はこのジャーナリスト(男性)が
「代表の中に、少なくとも2名のゲイと1名のバイセクシャルが居る」
というような発言をした事に対し、
(後に「イタリア代表選手1名と肉体関係を持ったことがある」とも)
カッサーノ選手が「代表にゲイがいるの?まさかね」
というような発言をし、物議を醸しました
(『ゲイ』という言葉より、やや俗語的な単語を使って)。
その後も色々とやり取りがあり、
結局カッサーノ選手の発言は同性愛者への冒涜だ、のような
ことになってしまい、
「そのようなつもりはないし、同性愛者をどうこう思った事はない」
というような内容で 謝罪。

結局、ゴシップの域を越えていません。

***
ご存知の方も多いかもしれませんが、イタリアを含め
ヨーロッパにも大勢の同性愛者が居ます。
私の友だちにももちろん居ます。
ただ、イタリアはカトリックの国
宗教では同性愛は認めていません。
また、カトリックの総本山もあるので、同性同士の結婚は
できません。
逆に、スペインなど、(現在のところ)結婚を認められる国へ
「海外挙式」をしに行く人も居ます。

非常にデリケートな内容のためか、すぐにゴシップの
対象になってしまいます。

以前、前首相のベルルスコーニ氏が、若い女性との
スキャンダルを問いつめられたとき
若い女性を好むのは、ゲイよりましだろう
というような(自己弁護)発言をして、このときも散々
反感を買ってしまいました。

このカッサーノ選手といい、ベルルスコーニ氏といい、
揚げ足を取られやすい、というと援護しているようですが
ひとつひとつの発言が何かと問題にされがち。

真相のほどは不明ですが、
私個人としては、
「イタリア代表選手の中にゲイが居ようが居まいが、
どーでもいいんじゃないですか?」
という感じです。

ゴシップで振り回され(それを楽しむ我々大衆も含め)、
その都度撤回したり、謝罪したりするのは
洋の東西を問わず、ですね。

では。


2012年6月4日月曜日

スペインへ

今日イタリアでは喪に服す日。
先日から立て続けに起こった地震で犠牲になった
方々へ。
未だに余震が続いています。

***

さて、実はプライベートで旅行に行くのは
5年ぶりくらい(!)、先日スペインに行って参りました。
友人の住むこの、スペインはバレンシアに近い小さな町、
アリカンテ。
改めて、スペイン人というのは、イタリア人の
上を行くラテン系だなと感じました。

そこで体験した休日の過ごし方としては、
時差がイタリアから2時間遅れくらいの生活と
言っても過言ではないかもしれません。

昼食は15時くらい、
夕方18時くらいにアペリティフ、
いわゆる3時のおやつのような
軽いスナックと軽いアルコールを食したあと
22時くらいに夕食。
その後飲みに出かけるのはもう夜中の1時。
一晩中飲み、午前4時に家に帰るのは早いほうだとか。

すごい。
完全に時差ができた感じです。

絶対に食べなくてはいかん、と、地元の人にも
大人気の海沿いレストランにて
パエーリア。もうこれには完全にノックアウト。



右端の白いマヨネーズのような
クリームはニンニク風味の
絶妙なカロリーたっぷりのもの。
これをパエーリアにつけて食べます。
お供はもちろん、サングリア。







レストラン前の通り。
地元の人はたいしたことない、と言っていましたが
水もとてもきれい。
完全に南国の雰囲気です。







スペインを訪れるイタリア人も非常に多い。
あのイタリア人が「スペイン人って・・・」と
彼らのラテンぶりがどのくらいかを語ります。
わたしも、そう思いました。



今、スペインは非常に厳しい状態にあるのは
周知の事実。失業率は2割を超え、もうヒーヒー状態です。
なのに明るい!
泣きたいよ〜とケタケタ笑いながら言います。

ああ、人生こんな風に、ケセラセラ、で
行けたら、同じ苦しさもまた違うかも。
なんでこんなに明るいのか?
そのひとつがやっぱり
好きなもの食べて、好きなもの飲んで、笑って踊って。
友だちが言うには、スペインの家庭で絶対に欠かせないもの、
それはポテトチップだとか。
絶対に出てきますね、ポテトチップ。
これをつまみながら、飲む、飲む、食べる、飲む。

3日間のスペインで、2キロは確実に肥えました。
だって、ずっと何かを食べてる。

人生一度きり、楽しくいこうじゃないか、という
雰囲気が一杯で、非常に勉強にもなった
旅でありました。

では。


2012年5月25日金曜日

緊縮策がじわじわと。

1ヶ月以上もほったらかしにしてしまいました、
ようやく更新します。

外は日中夏の陽射し、この時期の紫外線をカットするには
日本の「SPF50」が必須です。

***
少し忙しくしていた間に起きたこと。
自宅を不在にしていたときに、いわゆる税務署のようなところから
税金の督促状、が届いていました。

きちんとお支払いしているはずですが?日本人ですし?

と言いたくなるのを我慢して、その督促状の内容を把握すべく
取りに行きました。
なんと、私が訪れた窓口、以前は週4日(月水金午前と木曜午後)
開いておりましたが、本年4月より、水金の午前のみ!
どうやら2名体制だったのが、1名に減らされたようです
(ここでも人員削減、緊縮策、か?)。

仕方なく、金曜午前に赴いたところ、
13時までの窓口なので、13時30分以降は対応しない、と
係員が言い張ります、その前に番号札を取っていても。

2時間待って、とうとう私の順番はまわってこなく、危うく返される
ところでしたが、そこは私もイタリアという国を少し知り得る者、
「書類の受け取りだけだから!」と追い返されそうになったところを
無理矢理書類受け取りに成功しました。

さて、この書類を受け取ったあと、どうするか、というのは
会計士に丸投げですが、金額は1万5千円くらい。
しかも。2008年の税金について、です。
この金額には、約4千円くらいの、遅延に対する
罰金も含まれます。
会計士と半日使って探せ出した答えは、私に非は無い、
ということでしたのでホッとしました。
私の請求書は書類上問題なく、税金も支払い済み、
請求書を受け取った側の申告漏れ、ということでした。

確かに、今、政府はとにかく脱税取り締まりで
重箱の隅をつつくような調査を全国展開しています。
この件を友人に話すと、イタリアの本質的な問題が
あがってきます。

あまりの税金の高さ
脱税をせざるを得ない(?)
脱税をする人が大勢いるので税収が足りな過ぎる
税収が足りないので更に税金を上げる
さらに脱税者が増える

といった、いつまで経っても変わらない、スパイラル。

脱税王国の取り締まり、どうぞどうぞやってください、
でも、1万5千円に躍起にならず、もっと大きな
金額を突き止めてください、ほんと。
金額の問題じゃないのは分かってます、だから来たんでしょうし。
でも精神衛生上よくないです。

***
この税務署には、
3000ユーロ(約30万円)の罰金の督促状が届き、
抗議のために来ていた女性がいました。
なんでも、2010年に購入した中古バイクの
前所有者が未払いだった2008年の交通違反に対し
彼女に罰金が課されたということです。
まだ彼女のバイクじゃなかった時代のことです。

待ち時間長いので(繰り返します、窓口の開いている時間は
週2回午前のみ、担当者1名のみ)、
こういういろんな人の話を聞けるのは面白いもの。
当然、本人は怒ってますが、笑えちゃいますね。

では!






2012年4月23日月曜日

魅了させる国

ブログを大変ご無沙汰してしまっているうちに、
桜はとうに散り、日も長くなり、
春特有の、天気が不安定な毎日が続いています。

最近、よく、イタリアに住みたいんだけど、
どうしたらいい?と聞かれる事があります。
いえ、実は最近に始まった事ではありません、
でもこのところ立て続けにこういうご質問を
いただきました。

こんな不況のまっただ中にあるイタリアに
住もうという気持ちにさせるのは、やはり
この国のすごいところですね。
外に居ると、世間がどれだけ不況だと口を揃えて言っても
実感として沸かないのは当然です。
とにかく住みたい、という人にとって、
不況なんて関係ない、そうですよね?

そういう方には、一度、
1ヶ月でも3ヶ月でも6ヶ月でも住んでみることを
おススメしたいです。3ヶ月以上になるといろいろと
ややこしいので、そのあたりはまた個別にお答えします。

また、ヨーロッパに住みたい、という方も
何人かいらっしゃいました。だったらまず、イタリアは
滞在許可書が簡単ではないので(学生ビザは比較的簡単)
よその国に入ってみるのもよろしいのではないか?
ワーホリを採用している国もあります。

こういうことを言うと、批判を多く受ける事を
覚悟で書きますが、イタリアは、短期で滞在するには
最高の国だと思います。自分が外国人であるということを
プラスにできる期間です。でもその後も最高の国と
感じながら生活していけるかどうかは
やはり本人次第。
実際にイタリアに根を下ろす日本人もたくさん居ます。
どの国に住んでいても、いい面とそうでない面がある、
それをどれだけプラスに捉えられるかですね。

***

 













晴れた日のローマ水道橋(奥)。
結構気に入ったアングルです。
こういう古代遺跡と共存しているイタリアは
やはり魅力的な国です。

では。

2012年4月2日月曜日

少子化問題を語るまえに

毎日、税金とか、失業率とか、そういうニュースばかりですが
どうなってしまうんだろうというニュースがあったので
簡単に内容を説明したいと思います。

事が起こったのは3月27日、事故発覚は3月31日。

人工授精などを手がける病院にて、
胚94個、卵毋細胞130個などが喪失、
原因は、それらを保存するための装置が故障したためでした。
現在も原因究明のための調査が続けられていますが
それ以上に、当該40カップルは、また一から始めなくては
ならないのかという落胆と悲しみ、そして
訴訟の準備を始めています。

お粗末という言葉では片付けられません。

カトリック国のためか、人工授精、体外受精には
規制がある国です。周囲の理解もおそらく、日本よりも
得にくいでしょう。
その国は、少子化が大きな社会問題になっています。

子供を育てられる環境を作る事は必至です、
保育園の充実、教育にかかる費用負担の軽減など。
対象は、自然妊娠が可能なカップル、です。
日本同様、イタリアも人工授精は非常に費用がかかります。
少子化を問題視するなら、こういうミスをなくし、
少しでもカップルの負担を減らす事ができるよう
政府の助けがあってもいいのではないかと思います。
上記の対象者の幅を根底から増やすことです。

今回の被害者のうち、一人の女性はこう言いました。
「非常に悲しいけれど、わたしの子宮がある限り
またここで頑張る」

母は、強し、です。

では。





2012年3月26日月曜日

かかりつけのせんせい

夏時間になり、夕方も長くなってきました。
夕食の時間もなんとなく遅くなりがちです。

さて、先日、健康保険証(のようなもの)の有効期限が
切れたので、保険局のようなところへ更新に行きました。
イタリアはホームドクター制で、各自かかりつけの医師がいて、
まずはその先生に相談する、という仕組みです。
とはいえ、私は2度ほどお世話になったことがあるくらい。
先生も私の名前と顔すら覚えていません。

更新をする際に、自分の氏名、住所、生年月日などの
基本的なデータの他に、ホームドクターの再登録もあり、
今までの医師でよいか、と聞かれましたので
はい、と答えました。

その地で生まれ、育った人には小さい頃からお世話になっている
お医者さん、ということで、このホームドクターはとても大事。
他の地域から来た人でも、長年そこに住んでいる人には
もちろん、そこにかかりつけの先生がいます。
ですから、あの先生はいい、この先生はあまり、という
評判も結構あるのですが、わたしはあまり気にせずに
選んでいました。患者数に余裕がある先生、くらい。

さて、コンピューターですべての情報登録が終わったのに
新しい保険証が発行されない、と担当者がイライラし始めました。
何度やってもうまくいかない、
担当者「このソフトまったくダメ、おかしい、なんなんだ!」
と独り言をスラング交えてブツブツと。
途中「失礼」とか私に謝りつつも、スラング、スラング。
わたしは黙って待つしかありません。

しびれを切らした担当者が上の人に相談に行ったら
この上の人も「おかしい、できない」とブツブツ言い始め、
結局10分くらいして
上の人「なんだ、定年退職してるよ、この先生」と。
(だから更新できなかったんだ!)
そのうち、
担当者「あなた一体どのくらい(医師のところに)
       行ってないワケ!?」

と言い始め。

なんで先生のところに行かなくて定年を知らなかった
わたしが悪いのか?と思いましたが、
「それだけ健康ってことなのよ」と心の中で満足し。

担当者「じゃあ、次の先生は誰にする?」
と聞かれても、誰も知らないんですよね、わたし。

「わかりません」
担当者「○○先生か、○○先生か・・・」
そういわれても、名前だけ言われてもわかんないっつーの。

てことで、今回も適当に、決めさせていただきました。
でも無事に更新された、よかった。


***


 関係ないですが、
 市場で撮った写真。
 土曜日の朝、
 活気がありました。
 新鮮で安い果物と野菜で
 これからも
 お医者さんのお世話に
 なりませんように。

2012年3月13日火曜日

女性の日 〜イタリア〜

日本人にとって忘れられない日となった3月11日。

私はカトリックではありませんが、
いつもは有料かつ開いている時間が決まっている教会が
なぜか時間外で開いていて祈りが捧げられていましたので
わたしは日本をお祈りしてきました。

最近よく思うのは、何が幸せかということ。
自分が幸せだと思っていれば、他人からみてどうであろうと
幸せであるということ。
反対に他人から見て幸せだと思われる人でも
本人が幸せだと感じていなければ、幸せとは言えないということ。

小さな幸せを感じられる人間でありたいと思います。

***

さて、今日は少し前の「女性の日」について。
イタリアでは3月8日は女性の日として
女性にミモザが贈られます。
私はその日、友だち3人と飲みに行きましたが
そこのバーで私たちにミモザをプレゼントされました。


花粉症のわたしには、
見ているだけで症状が悪化しそうな
ミモザですが、やはりいただけるものは有り難く。
頂戴して参りました。
それにしても花瓶にあふれんばかりのミモザを
一房ずつ女性に配るバーもなかなかです。




女性の日はもともと「お祝い」という形で
生まれた日ではありませんが、
おめでとう、と男性から言われます。
といっても、半分が女性なわけですから、特別、
という感じはまったくしないのですけど。

国際女性デー

男性は
「女性は映画も安い日がある、
ディスコテーカ(イタリア語、クラブの意)も女性のほうが安い」
とブツブツ言っています。
そりゃそうだ、文句言いたいのも、少し分かります。

イタリアは意外に「男性優位」という表現が使われる
ことがあります。もちろん、この時代ですから
半ば冗談も入っています。
今となっては女性はみんな働いている(もしくは働く意志がある)、
でも2、30年前までは女性は家庭に収まる、
という家庭が多かったのです。
専業主婦と呼ばれる人たちは、今や若い女性の中では
少なくなっています。
日本よりもその割合は高い。
経済的問題や女性の学歴向上も多分に影響しています。

そのうち、「男性の日」をつくる時代に突入したりして。

***

そんなわけで、ミモザが終わったら
こちらでもわずかに見られる桜を楽しむ時期となりました。
花粉が早く終わることを切に願いつつ。

では。





2012年3月4日日曜日

国営放送のはなし

大寒波が去り、朝晩は冷え込むものの、日中はずいぶん
暖かくなってきたイタリアですが、花粉の時期に突入です。
イタリアにも花粉症あるの?とよく聞かれますが、
あります。
今年は暖かくなる時期が遅かった分、始まった時期も
遅かったですが、今が絶頂期。
マスクをつけられない(つけると異様に思われる)ので
厳しいですね。


夕方18時ごろに見た春の空


今日はお葬式と国営放送のはなし。
今月1日、ルーチョ=ダッラという、イタリアでは誰もが知っている
有名な歌手が亡くなりました。
そして今日、3月4日は彼の誕生日。告別式が行われました。
彼の出身地である中部ボローニャの教会前広場には
多くの人が集まりました。
告別式の模様は中継されませんでしたが、カメラは少し入り
広場をずっと映しながら故人を偲ぶ特別番組が
国営放送で流れていました。

イタリアがすごいなと思うのは、こういう有名人の
告別式などの放送がたまに国営で流れることです。
もちろん、それだけ影響力のある、国民に愛された人ですから
当然のものとして流されます。
日本で言うところの、美空ひばりさんの告別式の模様を
NHKで流す、という感じでしょうか。

イタリア国営放送は、コマーシャルもあり、
日本のそれとは少し異なります。お堅い感じもあまりしない。
女性キャスターもセクシーな服装のときもあります
(どれだけセクシーかは・・・書けません、笑)。
で、受信料は年に一回の徴収で、意外とお高い。
テレビが無いから、と支払いを拒否したら、
ラジオがあればダメ、コンピューターがあればダメ、
と言われました。徴収員が玄関に来て、支払わないと
500ユーロ(約5万円)くらい追加請求する、と言われて
あわてて払いに行きました。
今思えば、脅しだったかも。

イタリアの経済状況については、何度も何度も
書いてきましたので今日はやめておきますが、苦しいなあと
みーーーんな思っています、ほんとに、キツい。
年に一回の国営放送の徴収は毎年1月にあるので
いっきに請求が来て、厳しいです(未払いの人も多い)。

そんなに厳しいのに、先日スーパーでお寿司をみつけて
嬉しくてつい買ってしまったこのお寿司。



 約1200円もした、
シャリが美味しくなかった、
ちょっと後悔・・
ま、求めちゃいかんところに
求めちゃいましたね。





話がまとまらなくなりましたので・・・
では。

ルーチョ=ダッラ
http://it.wikipedia.org/wiki/Lucio_Dalla

2012年2月15日水曜日

小さな幸せを〜バレンタイン

昨日はバレンタインデー
バレンタイン商戦が盛んなのはいずこも同じかと思います。

こちらは・・・

コマーシャル、ネット、店舗でのバレンタインフェアに加え、
大忙しの一日だったのが、おそらくこのお店。
こたえはのちほど。

残念ながら、チョコレートのプレゼントという
風習はありません。

そのバレンタイン当日、知人の大学卒業試験がありました。
既に必要な試験はすべて終了(単位取得)、
あとは卒論の発表(=卒業試験)、という方式。
家族、親族、友人など、近しい人たちが大勢集まります、
日本と違い、学年がいっせいに卒業式を迎えるのではなく
学生が、卒論までのすべてを整えたところで
卒業日程が決まり、その日は集大成として
教授陣に質問をされたり、卒論の発表をしたり。

相変わらず時間はあってないようなもの。
○○さんは○○時から、というスケジュールがあっても
時間通りに進みません。
まあそれはおいておき。

順序としては

卒業試験(各担当教授により時間が割り振られる)
採点→卒業試験を含む、すべての試験の総合点発表(110点満点)
おつまみとドリンク(通常発泡酒)でお祝い

ものすごく端折りましたが、だいたいこんな感じです。

卒業する学生には、周囲がこのような月桂樹の冠を
用意します。








 月桂樹の冠






卒業者はすべての結果が発表されたら
この冠をかぶって集まってくれた人たちとお祝いです。
ということで、この時点で卒業できない、という人は
まず居ないのが通常です。





こんな感じにかぶり。











おそらくご家族かご友人が用意された
おつまみと発泡酒で乾杯してお祝いです。


今回は知人が2名一緒に卒業ということで、
このグループのお祝いには大層な人が集まりました。
私は、2人に小さい花束を持参。




***
ということで、前述のバレンタイン大忙しの店舗とは
花屋さんでした。

恥ずかしながら、花屋に行くまでバレンタインを
忘れていたところ、長い列を見て気付きました。
そこには男性陣が列をなし。
別の友人も、花屋で男性の列に並んだ、と話していました。

***
もうひとつ、バレンタインのはなし。
友だちの一人でベビーシッターをしている子がいます。
彼女は前日に、一人の子の父親から
「明日、入ってもらえないか」という連絡を受けたそうです。
奥様にサプライズディナーをプレゼントしたいとのこと
(普段は小さなお子様が居るので夫婦で外食は皆無らしい)。

恋人、愛する夫、妻のためへのバレンタインデー。
商業的なところは多分にありますが、
バラ一輪、花束ひとつ、ディナーひとつで
お相手に満面の笑顔をプレゼントできるのであれば
こういう日があってもいいのか、と
ちょっと見方を変えた一日で、ありました。

では。


2012年2月11日土曜日

イタリア食〜朝食編〜

ひと寒波去ってまた別の寒波がやってきています。
毎日雪のニュースばかりです。







噴水、凍ってます。




近くの小さな川も凍っていました。

雪のニュースばかりじゃつまりませんよね。
ということで、話題、移します。

イタリア人の朝食
あ、お断りしておきますが、一般的なイタリア人の朝食例です。
毎朝バール(コーヒーショップ)で朝食をとる方もいらっしゃいますが
自宅の場合。

まずコーヒー。
エスプレッソをそのままの人(砂糖入り)、
ミルク入れる人、ミルクたっぷりにコーヒー少々の人、
それぞれですが、これ↓が必需品。












見た事ある方、たくさんいらっしゃると思います。
私がずっと素朴な疑問として抱いているのが
どうしてどの家庭でも、起きたらまずこれでコーヒーを
用意するのか。これって、不思議だと思いません?
これだけ浸透しているものって、テレビとか
冷蔵庫と同じレベルです、日本の炊飯器と同じ。
文化だなあと思うのです。

そして、イタリア人の多くはクロワッサンや
ビスケットのようなものを朝食にとります。
ジャムやチョコレートクリームのようなものを
塗って食べたり、ビスケットをコーヒーにひたひた
やりながら食べたり。





こんなかんじなお菓子系。


朝食本当に軽めです。
あとはバールに行くと、素晴らしく美味しい
クリームパンとかチョコレートパンとか
ドーナツみたいなのとか。
甘い物が多い。
朝、糖分を摂取するといい、という話も聞きます。

家ではコーヒーとビスケットだけ、
10時ごろまたバールでコーヒーと甘いパン、
という2度目の朝食も、アリです。

イタリアにいらしたら、ホテルの朝食も
お得感ありますが、是非、近くのバールとよばれる
コーヒーショップで、イタリア式に
甘いパンとコーヒーを召し上がって
イタリア人式朝食を試してみてください。
わたしも最初は甘い朝食苦手でしたが、
今は意外といけます。

コーヒーブレークはとても大事なこの国。
ちょっと歩き疲れたら、ちょっと休憩したくなったら、
濃いエスプレッソをきゅっと一口、
いかがでしょう?

では。













2012年2月8日水曜日

寒波の影響

記録的な大寒波でヨーロッパは大打撃、
イタリアもその影響を多分に受けています。
ここ何日も「ひざまずく」という表現の派生で
屈服した、打ち負かされた」という言い方が
何度も報道されました、「雪と氷に」です。

イタリアは暖かいというイメージがありますが
今回は北から南まで、悪天候です。
北は130キロ/毎時の暴風地域や、−20度の地域、
南は2メートルの積雪、とにかくやられっぱなしです。
川は凍る、海は荒れる、死者は本日までに40名。
そして先週金曜日から停電が続く地区(なので今日で丸6日)、
水道管の破裂が各地にて、休校の地域、電車に至っては
もう話になりません、何時間も閉じ込められたり
どの程度運休になったか。
もう、完全に、ノックアウト状態。

イタリアでは家庭ゴミを外にある
大きなボックスに捨てるのですが、
強風の地域ではゴミを捨ててください!という
案内が流れたとか流れないとか。
あまりの強風で大きなボックスが飛ばされないために
ゴミで重さをかせぐらしい。なるほど。

わたしはと言えば、最近は毎晩足浴。
まだもう少し続くというこの寒波の影響。
早く通り過ぎて欲しいものです。

では。



2012年2月2日木曜日

手放せない小物

 






いきなりこんな写真をトップに、失礼します。

これ、わたしの大切な携帯品。

4年くらい前までは1年に平均3回くらい発症していた
ヘルペス。ここ最近は体調もよく、ご無沙汰でした。
が、先日久々にお目見え。

このヘルペスパッチというのが大層優れものです。
日本でも最近は処方箋無しでも購入できるようになった
ヘルペスの塗り薬、こちらでも塗り薬はありますが
私は断然このパッチが好き。もちろん処方箋無しで
購入できます。

貼っている事で痛みも不快感も緩和、意外に丈夫な上、
気持ち悪い部分を少し隠すこともできます。
丈夫、というのは、貼ったまま飲食可能、
歯磨き可能、というわけです。

日本では特許申請中なのだとか、とにかくこれって
早く日本でも発売されるといいなと思います。

ということで、久しぶりに薬局へ。
12ユーロ(約1200円)。
財布見たらお金が入ってなくて。
「すみません、銀行カードで。。。」と言ったら
「問題ないよ〜」と言ってくれた薬局の人。
なんか、優しかった、トホ。

では!

2012年2月1日水曜日

発音は、むずかしい

25年ぶりとか言われる寒波が来ています。
各地で雪、交通規制も多数、空の便も乱れ。
これからイタリアへ、という方はちょっと気の毒です。

さて、先日友人と映画を観に行きました。
ターチェルの映画を観に行きたい」とのこと。
「ターチェル?映画監督?」と聞くと
「へ?ターチェルだよ」と。

前回記した「マーガレット・サッチャー」の映画でした。

THATCHERというスペルをそのまま英語で、
ターチェル。

このように、イタリアでは英語をイタリア語風に読む事が
数多くあります、イタリアに旅行でいらした方、
ホテルで英語がわかりにくいということ、なかったですか?

たとえば
サーバー → セルヴェル
コンピューター → コンピューテル
ハンバーガー → ハンブルゲル
ワッフル → ヴァッフェル

このように、「R」をはっきり発音するので
分かりにくいのかもしれない。
だんだん私もこのように発音するようになってきているので
気をつけないといけないです
(以前イギリス人とアメリカ人に「英語がイタリア語みたいに
なってる(!)」と言われた事があります)。

***
英語の同時通訳、草分けの鳥飼玖美子先生が先日書かれた記事に
英語を母語としない人が話す英語について
書かれていました。
今や世界中で話される英語なので、その発音やアクセントは
多岐にわたる、などなど。

イタリア人同士はイタリア人の英語がわかりやすいのと同じで
日本人同士では日本人の英語がわかりやすい。
加えて、日本人が話すイタリア語は、他の国の人が話す
イタリア語よりも、わたしには断然わかりやすいのです。

***
リサーチをしなければいけないことが
山ほどあるのに寒さですっかり籠ってしまっていけません。
明日こそは・・・

では。



黒くまとった人々、寒さがわかります。



2012年1月30日月曜日

ある休日のはなし

久しぶりに休日らしい休日を送って、
少しリフレッシュしました。

まずは映画。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(iron lady)を
観てきました。
トレイラーはこちら↓。
http://ironlady.gaga.ne.jp/

以前も書きましたが、イタリアではほとんどが
吹き替えですが、今回はオリジナルサウンド+字幕。

メリル・ストリープの演技が素晴らしかったです。
何が素晴らしいって、英語
私には、アメリカ人がクイーンズイングリッシュを話す事が
どれだけ難しいのか、また、どれだけ完璧だったのか、
分からないですが、それでもうなってしまいました。
私には、イギリス英語はいつでも憧れでした。
一緒に観に行った友だちに、
「ミラノの人が、ナポリの方言を話すのと同じくらい
難しい?」と聞いたところ、多分そうね、と
言っていました、イタリアは各地域での方言やアクセントの違いが
日本以上にはっきりとあるので、話し方を聞いただけで
だいたいどこの出身かが分かります。
個人的にはこの映画、おススメです。

あとは、アンセル・アダムスという写真家の
写真展に行ってきました。
場所はモデナ。
フェラーリバルサミコ酢で有名な街です。

そこのモデナで昼食を取りました。
すごかった、そこのレストラン。
なんだかオーナーのマダムが一人で料理、ウエイトレス、
レジ、すべて行なっていましたが、料理がものすごかった。
お腹いっぱいいろんなイタリアンを食べたい!という方には
是非一度おススメしたいです。
(注:下ネタたっぷりのおもしろ話ももれなくついてきます)

客席は、全部で20席程度。
いっせいに料理が出てきます。
・前菜品(もう結構お腹満たされる)
・プリモ(パスタ系)品(かなり苦しくなる)
・セコンド(お肉系)品(倒れそう)
・付け合わせ品(お肉と一緒に)
・デザート
・コーヒー
お水とランブルスコという、赤の発泡酒も適当に。
これ全部で少しおまけしてくれて
この日は33ユーロ(約3300円)。

料理の全品を写真に撮っていないのですが、
お肉だけ撮りました。


お肉は豚と鳥の2品。
ものすごくいいお味です。








イタリアで、こんなに豪華な食事をしたのは
まじめな話、何年かぶり。
しかも一品一品が美味なうえ、家庭のお味が
たっぷり味わえます。










Hostaria La Frasca
Via S.Paolo 51, MODENA
TEL. 059/216271
水曜定休

残念ながらサイトはありません。






実はここ、数年前に日本の雑誌にも紹介されたとか。
ここでお料理を学んだジャーナリストの方が
雑誌に掲載して、日本人もたくさん来た、と
言っていました。

ショッピングや名所観光に少し疲れたら
モデナに足を延ばしてみるのもおススメです。


アンセル・アダムス
http://ja.wikipedia.org/wiki/アンセルアダムス


では!

2012年1月27日金曜日

あっちもこっちもストライキ

寒い日が続いております、皆様体調いかがでしょうか。

年末年始を日本で過ごし、イタリアに戻ったら
あちこちストライキで大変です。

政府の緊縮策に対するストライキと、
よくわからないストライキと、毎日その話題。
タクシーのストライキ、
鉄道や地下鉄、バスのストライキ、
トラックのストライキ→ガソリンが運ばれないので
スタンド長蛇の列!

ストライキはイタリアでは頻繁にあるので
「あしたはスト」と聞いても
「あ、そ」という反応しか普通はありません。

ただ、旅行者にはたまらん、です。
タクシーが全然無いって、旅行客には辛くないですか?
ガソリンだって、同じ。
昨日もニュースで
○○高速道路、××から△△区間ガソリン無し
みたいな報道流れていましたし。

いつも思うんですが、ストライキをすることで
きちんと成果が出ているのか、疑問。
ストライキする場合、その時間分は労働賃金から
差し引かれるらしいので、多少なりとも
状況が変わらなければ無駄になりますしね。

今回の長引いているストライキで、どうなることやら。
次は薬局のストライキと弁護士会のストライキも
あるということ。

ああ、日本は平和です。

では。


2012年1月18日水曜日

イタリアの付加価値税

1月は毎年、「今年はいい年になるな」と根拠無く予感して
パワーがあります、やはり日本人にとって
新しい年というのは意味がありますね。

さて、そんな個人的な話はさておき、
今年は、アメリカ、フランスなど、各国で選挙もあり
ユーロはこんなですし、
オリンピックやら、ユーロ2012(サッカー)もありますし
どんな1年になるのか、楽しみです。

まずは、やはりユーロ(通貨)のはなし。
昨年9月、あっという間に付加価値税(消費税)が1%
上がったというのは、このブログでも何度も
書きました。今年の9月にはさらに2%上がることは
ほぼ確定でしょう。
ということは、23%!!)ということなんです、高いですよね。
そこで、このイタリアでの付加価値税についておさらい、
といいますか、少し説明をしたいとおもいます。

1)ほとんどのものは21%ですが、そうでないものもある:
カテゴリーがやや複雑で、ホテル、食事(レストラン)などが10%や
食品の4%(ただし例外あり)など、内税なのでよくわからないものも
あるには、ある。
*たとえば、ピザ屋に行った場合、そこで飲食をすれば
10%の付加価値税がかかっているが、ピザをテイクアウトして
飲み物もテイクアウトした場合、4%で売ってくれるのか?


2)よくある「TAX FREE」(免税)とは、この表示がある
指定の店舗にて、ひとつの店舗で一定額
(変動しますが平均1万5千円くらい)以上を購入した場合、
指定の方法で払い戻しを受ける事ができる ← "外国人(EU圏外)は
消費税を払う義務がありませんよ〜"という意味です。
 *どの店でもこの手続きをしてくれるわけではありません。

3)すべて内税。このうちの21%が税金か・・・という
感覚は、私はあまりありません。

***
日本では消費税をあげるあげないで、与党も野党も、
与党内でも、もめにもめていますが
日本も食品だけ3%とか5%とかで、他を8%とか10%とかにするって
無理なんでしょうか、って、これ、色んな人に言ってるんですが
難しいから無理、って言われます。
何がどう難しいから無理なのか、どなたか
分かりやすく説明していただけないでしょうか・・・
先日友人とも話していたのですが、
消費税のカテゴリーを分ける
新たなシステムが必要になる
新たな人材が必要になる
雇用促進につながる

こういう構図はできないか?安易過ぎます?

どなたか、教えてくださいー。

***

豪華客船が座礁したり、イタリアの明るいニュースが
なかなか出ません(いいニュースは、たいして
騒がれないものでもある)。
次回は笑える話題を是非!!

では。




2012年1月15日日曜日

イタリア、行く?

皆様、明けましておめでとうございます。
年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

最近も色々と、話題に事欠かない、イタリアです。

さて、新年早々のお題は、何にしようかなと
思っておりましたが、この、
円高 ユーロ安
を利用してイタリアやヨーロッパへ行かれる方も
多いかもしれない、と思い
“イタリアに持って行ったら便利なもの”
特集にしたいとおもいます。
『特集』って・・・(笑)

日本とイタリアを行き来している私としては
最初のころは必ず持参していたものがありました。
それは
  • サランラップ(日本のサランラップ、質は比較になりません)
  • ストッキング(日本のストッキング、質は比較になりません)
  • 調味料(しょうゆ、だし、みりん、お酒)
  • 便利な文房具(素晴らしい日本の文具)
今となってはもう諦めて、ほとんど現地で調達しています。
これらは、まあ、生活する人のものなので 、旅行の方は

  • 歯ブラシなどの洗面具 ←ホテルに歯ブラシありません
  • カミソリ ←ホテルにありません
  • スリッパ ←高級ホテル以外は基本的にありません
  • スーツケースにペットボトルの水 ←現地到着時刻が遅い場合
  • のど飴 ←機内で
  • 常備薬 ←あちらの薬で薬疹出た経験者、わたし。
あと、持ち物ではないですが、補足情報として。
  • 携帯電話は盗難の対象になります!!
  • ドライヤーなどの電圧確認 ←変圧器が必要な場合あり
  • トラベラーズチェック ←実はあまり使えません・・・
  • パスポートのコピー ←お財布か鞄に入れておく!大事!

なんとなく、イタリア、というよりは海外旅行必需品、みたいな
感じになってしまって申し訳ないです。

あと、チップのことですが
アメリカと違ってチップは「絶対にこれ」と決まっていないので
感覚、です。
たとえば、ホテル(いいホテル)での枕銭は1ベッド1ユーロくらい。
荷物もポーターさんに荷物1個ワンコイン、という感じ。
それからレストランでは、いいな〜ここ!と思ったら
是非はずんであげてください、そうでもなければ
端数で結構(たとえば、18ユーロなら20ユーロとか)。
チップは強制ではありません、お気持ちですので。
でも、日本と違ってチップ制度がある国なので、それは
意識していた方が◎だと思います。
端数くらいは普通に置く感じで。

カフェ(イタリアではバールといいます)は、
座った場合と立ち飲み(カウンター)では
料金が異なりますのでご注意ください。
店内もしくはテーブルの上に価格表があり、
店内のは大概、両方の価格が記載されています。
高い方が、座り賃。

別にイタリア行かない、っていう人には
つまんない話になってきてしまいましたので、
次回はもう少し、イタリア情報をしっかりと書きたいと
おもいます。

でも、円高(というか、ユーロ安)のため
今はチャンス!かもしれないです、イタリア。
ただし!!
物価、結構上がっています、でもそれを感じさせない、
この円高だから、いいのか・・。

皆さんお越しになる際はご連絡を!
お待ちしてまーす。

では!