2011年8月18日木曜日

〜イタリア歯医者事情(私の場合)〜

歯医者に通う日々です。

最後の最後まで抵抗しましたが、もう無理、という状況になり
とうとう親不知を抜くことになりました。
歯って不思議で、噛み合わせる歯が無いと、
どんどん伸び続けるんですね。
私の場合、その親不知の対歯(って言うのか?)
がなかった為、伸び過ぎて歯茎を傷つけ始めたため
抜かなくてはならなくなりました。
麻酔をしているので痛くないのは当然ですが
なぜか、抜いた後もすっきりしていて、
「痛くならなくていいんでしょうか」と先生にあとから
問い合わせました(ホントです)。
10年以上、私の口の中でがんばってくれたこの親不知くん、
おつかれさまでした、どうもありがとう。

イタリアでは何回も歯医者にかかっています。
歯医者は保険が利かないので、いつもものすごい額になり、
一度大きな治療をしたときは、支払いができずに
治療を半年中断した、ということもありました。
この大きな治療をしたあと、たった3年で駄目になり
訴えたくなりました。

そしてその治療の際、
神経ヌキマ〜ス
というところで
あまりの激痛に生まれて初めて、診察台の上で
涙を流しました、黙って。
涙がつぅーっと頬から耳まで伝わり。
そしたら先生と助手の人が、わたしの顔を覗き込んで一言。


「サムライ...」



バカ言うんじゃありません。
痛くて涙を流している患者に
「声を出さずに涙だけ出すなんて」と感心している
場合ではありません、即効性の麻酔とかしてくれ、と
思いました(そんなものがあるかどうか知りませんが)。

そこの歯医者にはもう二度と行きません。

日本では「抜いた歯、持って帰りますか?」と
聞いてくれて、今はすごいですね。乳歯を入れる、歯の形をした
ケースまであり、それに入れてくれます。
なんて親切なんだろう...

その点イタリアは(というか元私のかかりつけ歯医者は)
何も言わずに捨ててました。
お...私の歯...ゴミ箱にビニール手袋と一緒に
捨ててあるぅ...





乳歯を入れるケース








日本の歯医者さんの技術は最高ですね。
医療ネタは何度かに分けて書きたいと思います、
実は長年イタリアに居るのに、この分野にはどうしても
精通できないでいます、
まあできないほうがいいということなのですが。
偏った意見になるかもしれませんが、
一外国人の目から見たイタリア医療、ということで。


では!