2012年1月30日月曜日

ある休日のはなし

久しぶりに休日らしい休日を送って、
少しリフレッシュしました。

まずは映画。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(iron lady)を
観てきました。
トレイラーはこちら↓。
http://ironlady.gaga.ne.jp/

以前も書きましたが、イタリアではほとんどが
吹き替えですが、今回はオリジナルサウンド+字幕。

メリル・ストリープの演技が素晴らしかったです。
何が素晴らしいって、英語
私には、アメリカ人がクイーンズイングリッシュを話す事が
どれだけ難しいのか、また、どれだけ完璧だったのか、
分からないですが、それでもうなってしまいました。
私には、イギリス英語はいつでも憧れでした。
一緒に観に行った友だちに、
「ミラノの人が、ナポリの方言を話すのと同じくらい
難しい?」と聞いたところ、多分そうね、と
言っていました、イタリアは各地域での方言やアクセントの違いが
日本以上にはっきりとあるので、話し方を聞いただけで
だいたいどこの出身かが分かります。
個人的にはこの映画、おススメです。

あとは、アンセル・アダムスという写真家の
写真展に行ってきました。
場所はモデナ。
フェラーリバルサミコ酢で有名な街です。

そこのモデナで昼食を取りました。
すごかった、そこのレストラン。
なんだかオーナーのマダムが一人で料理、ウエイトレス、
レジ、すべて行なっていましたが、料理がものすごかった。
お腹いっぱいいろんなイタリアンを食べたい!という方には
是非一度おススメしたいです。
(注:下ネタたっぷりのおもしろ話ももれなくついてきます)

客席は、全部で20席程度。
いっせいに料理が出てきます。
・前菜品(もう結構お腹満たされる)
・プリモ(パスタ系)品(かなり苦しくなる)
・セコンド(お肉系)品(倒れそう)
・付け合わせ品(お肉と一緒に)
・デザート
・コーヒー
お水とランブルスコという、赤の発泡酒も適当に。
これ全部で少しおまけしてくれて
この日は33ユーロ(約3300円)。

料理の全品を写真に撮っていないのですが、
お肉だけ撮りました。


お肉は豚と鳥の2品。
ものすごくいいお味です。








イタリアで、こんなに豪華な食事をしたのは
まじめな話、何年かぶり。
しかも一品一品が美味なうえ、家庭のお味が
たっぷり味わえます。










Hostaria La Frasca
Via S.Paolo 51, MODENA
TEL. 059/216271
水曜定休

残念ながらサイトはありません。






実はここ、数年前に日本の雑誌にも紹介されたとか。
ここでお料理を学んだジャーナリストの方が
雑誌に掲載して、日本人もたくさん来た、と
言っていました。

ショッピングや名所観光に少し疲れたら
モデナに足を延ばしてみるのもおススメです。


アンセル・アダムス
http://ja.wikipedia.org/wiki/アンセルアダムス


では!

2012年1月27日金曜日

あっちもこっちもストライキ

寒い日が続いております、皆様体調いかがでしょうか。

年末年始を日本で過ごし、イタリアに戻ったら
あちこちストライキで大変です。

政府の緊縮策に対するストライキと、
よくわからないストライキと、毎日その話題。
タクシーのストライキ、
鉄道や地下鉄、バスのストライキ、
トラックのストライキ→ガソリンが運ばれないので
スタンド長蛇の列!

ストライキはイタリアでは頻繁にあるので
「あしたはスト」と聞いても
「あ、そ」という反応しか普通はありません。

ただ、旅行者にはたまらん、です。
タクシーが全然無いって、旅行客には辛くないですか?
ガソリンだって、同じ。
昨日もニュースで
○○高速道路、××から△△区間ガソリン無し
みたいな報道流れていましたし。

いつも思うんですが、ストライキをすることで
きちんと成果が出ているのか、疑問。
ストライキする場合、その時間分は労働賃金から
差し引かれるらしいので、多少なりとも
状況が変わらなければ無駄になりますしね。

今回の長引いているストライキで、どうなることやら。
次は薬局のストライキと弁護士会のストライキも
あるということ。

ああ、日本は平和です。

では。


2012年1月18日水曜日

イタリアの付加価値税

1月は毎年、「今年はいい年になるな」と根拠無く予感して
パワーがあります、やはり日本人にとって
新しい年というのは意味がありますね。

さて、そんな個人的な話はさておき、
今年は、アメリカ、フランスなど、各国で選挙もあり
ユーロはこんなですし、
オリンピックやら、ユーロ2012(サッカー)もありますし
どんな1年になるのか、楽しみです。

まずは、やはりユーロ(通貨)のはなし。
昨年9月、あっという間に付加価値税(消費税)が1%
上がったというのは、このブログでも何度も
書きました。今年の9月にはさらに2%上がることは
ほぼ確定でしょう。
ということは、23%!!)ということなんです、高いですよね。
そこで、このイタリアでの付加価値税についておさらい、
といいますか、少し説明をしたいとおもいます。

1)ほとんどのものは21%ですが、そうでないものもある:
カテゴリーがやや複雑で、ホテル、食事(レストラン)などが10%や
食品の4%(ただし例外あり)など、内税なのでよくわからないものも
あるには、ある。
*たとえば、ピザ屋に行った場合、そこで飲食をすれば
10%の付加価値税がかかっているが、ピザをテイクアウトして
飲み物もテイクアウトした場合、4%で売ってくれるのか?


2)よくある「TAX FREE」(免税)とは、この表示がある
指定の店舗にて、ひとつの店舗で一定額
(変動しますが平均1万5千円くらい)以上を購入した場合、
指定の方法で払い戻しを受ける事ができる ← "外国人(EU圏外)は
消費税を払う義務がありませんよ〜"という意味です。
 *どの店でもこの手続きをしてくれるわけではありません。

3)すべて内税。このうちの21%が税金か・・・という
感覚は、私はあまりありません。

***
日本では消費税をあげるあげないで、与党も野党も、
与党内でも、もめにもめていますが
日本も食品だけ3%とか5%とかで、他を8%とか10%とかにするって
無理なんでしょうか、って、これ、色んな人に言ってるんですが
難しいから無理、って言われます。
何がどう難しいから無理なのか、どなたか
分かりやすく説明していただけないでしょうか・・・
先日友人とも話していたのですが、
消費税のカテゴリーを分ける
新たなシステムが必要になる
新たな人材が必要になる
雇用促進につながる

こういう構図はできないか?安易過ぎます?

どなたか、教えてくださいー。

***

豪華客船が座礁したり、イタリアの明るいニュースが
なかなか出ません(いいニュースは、たいして
騒がれないものでもある)。
次回は笑える話題を是非!!

では。




2012年1月15日日曜日

イタリア、行く?

皆様、明けましておめでとうございます。
年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

最近も色々と、話題に事欠かない、イタリアです。

さて、新年早々のお題は、何にしようかなと
思っておりましたが、この、
円高 ユーロ安
を利用してイタリアやヨーロッパへ行かれる方も
多いかもしれない、と思い
“イタリアに持って行ったら便利なもの”
特集にしたいとおもいます。
『特集』って・・・(笑)

日本とイタリアを行き来している私としては
最初のころは必ず持参していたものがありました。
それは
  • サランラップ(日本のサランラップ、質は比較になりません)
  • ストッキング(日本のストッキング、質は比較になりません)
  • 調味料(しょうゆ、だし、みりん、お酒)
  • 便利な文房具(素晴らしい日本の文具)
今となってはもう諦めて、ほとんど現地で調達しています。
これらは、まあ、生活する人のものなので 、旅行の方は

  • 歯ブラシなどの洗面具 ←ホテルに歯ブラシありません
  • カミソリ ←ホテルにありません
  • スリッパ ←高級ホテル以外は基本的にありません
  • スーツケースにペットボトルの水 ←現地到着時刻が遅い場合
  • のど飴 ←機内で
  • 常備薬 ←あちらの薬で薬疹出た経験者、わたし。
あと、持ち物ではないですが、補足情報として。
  • 携帯電話は盗難の対象になります!!
  • ドライヤーなどの電圧確認 ←変圧器が必要な場合あり
  • トラベラーズチェック ←実はあまり使えません・・・
  • パスポートのコピー ←お財布か鞄に入れておく!大事!

なんとなく、イタリア、というよりは海外旅行必需品、みたいな
感じになってしまって申し訳ないです。

あと、チップのことですが
アメリカと違ってチップは「絶対にこれ」と決まっていないので
感覚、です。
たとえば、ホテル(いいホテル)での枕銭は1ベッド1ユーロくらい。
荷物もポーターさんに荷物1個ワンコイン、という感じ。
それからレストランでは、いいな〜ここ!と思ったら
是非はずんであげてください、そうでもなければ
端数で結構(たとえば、18ユーロなら20ユーロとか)。
チップは強制ではありません、お気持ちですので。
でも、日本と違ってチップ制度がある国なので、それは
意識していた方が◎だと思います。
端数くらいは普通に置く感じで。

カフェ(イタリアではバールといいます)は、
座った場合と立ち飲み(カウンター)では
料金が異なりますのでご注意ください。
店内もしくはテーブルの上に価格表があり、
店内のは大概、両方の価格が記載されています。
高い方が、座り賃。

別にイタリア行かない、っていう人には
つまんない話になってきてしまいましたので、
次回はもう少し、イタリア情報をしっかりと書きたいと
おもいます。

でも、円高(というか、ユーロ安)のため
今はチャンス!かもしれないです、イタリア。
ただし!!
物価、結構上がっています、でもそれを感じさせない、
この円高だから、いいのか・・。

皆さんお越しになる際はご連絡を!
お待ちしてまーす。

では!