2012年6月13日水曜日

同性愛表現はデリケート

先週からサッカー三昧の日々です。
日本代表戦、ユーロ2012、サッカーの予定ばかり
日々チェックしております。
日本はワールドカップ最終予選の3試合、盛り上がりましたね。
オーストラリア戦は最高瞬間視聴率が40%を超えたとか?
日本選手の活躍、いちいち感動します。

***
そして、イタリアでユーロ2012に絡んで昨日話題になったのが
あるイタリア代表選手(アントニオ=カッサーノ選手)と
あるジャーナリストとのやりとり。

要はこのジャーナリスト(男性)が
「代表の中に、少なくとも2名のゲイと1名のバイセクシャルが居る」
というような発言をした事に対し、
(後に「イタリア代表選手1名と肉体関係を持ったことがある」とも)
カッサーノ選手が「代表にゲイがいるの?まさかね」
というような発言をし、物議を醸しました
(『ゲイ』という言葉より、やや俗語的な単語を使って)。
その後も色々とやり取りがあり、
結局カッサーノ選手の発言は同性愛者への冒涜だ、のような
ことになってしまい、
「そのようなつもりはないし、同性愛者をどうこう思った事はない」
というような内容で 謝罪。

結局、ゴシップの域を越えていません。

***
ご存知の方も多いかもしれませんが、イタリアを含め
ヨーロッパにも大勢の同性愛者が居ます。
私の友だちにももちろん居ます。
ただ、イタリアはカトリックの国
宗教では同性愛は認めていません。
また、カトリックの総本山もあるので、同性同士の結婚は
できません。
逆に、スペインなど、(現在のところ)結婚を認められる国へ
「海外挙式」をしに行く人も居ます。

非常にデリケートな内容のためか、すぐにゴシップの
対象になってしまいます。

以前、前首相のベルルスコーニ氏が、若い女性との
スキャンダルを問いつめられたとき
若い女性を好むのは、ゲイよりましだろう
というような(自己弁護)発言をして、このときも散々
反感を買ってしまいました。

このカッサーノ選手といい、ベルルスコーニ氏といい、
揚げ足を取られやすい、というと援護しているようですが
ひとつひとつの発言が何かと問題にされがち。

真相のほどは不明ですが、
私個人としては、
「イタリア代表選手の中にゲイが居ようが居まいが、
どーでもいいんじゃないですか?」
という感じです。

ゴシップで振り回され(それを楽しむ我々大衆も含め)、
その都度撤回したり、謝罪したりするのは
洋の東西を問わず、ですね。

では。