2012年3月4日日曜日

国営放送のはなし

大寒波が去り、朝晩は冷え込むものの、日中はずいぶん
暖かくなってきたイタリアですが、花粉の時期に突入です。
イタリアにも花粉症あるの?とよく聞かれますが、
あります。
今年は暖かくなる時期が遅かった分、始まった時期も
遅かったですが、今が絶頂期。
マスクをつけられない(つけると異様に思われる)ので
厳しいですね。


夕方18時ごろに見た春の空


今日はお葬式と国営放送のはなし。
今月1日、ルーチョ=ダッラという、イタリアでは誰もが知っている
有名な歌手が亡くなりました。
そして今日、3月4日は彼の誕生日。告別式が行われました。
彼の出身地である中部ボローニャの教会前広場には
多くの人が集まりました。
告別式の模様は中継されませんでしたが、カメラは少し入り
広場をずっと映しながら故人を偲ぶ特別番組が
国営放送で流れていました。

イタリアがすごいなと思うのは、こういう有名人の
告別式などの放送がたまに国営で流れることです。
もちろん、それだけ影響力のある、国民に愛された人ですから
当然のものとして流されます。
日本で言うところの、美空ひばりさんの告別式の模様を
NHKで流す、という感じでしょうか。

イタリア国営放送は、コマーシャルもあり、
日本のそれとは少し異なります。お堅い感じもあまりしない。
女性キャスターもセクシーな服装のときもあります
(どれだけセクシーかは・・・書けません、笑)。
で、受信料は年に一回の徴収で、意外とお高い。
テレビが無いから、と支払いを拒否したら、
ラジオがあればダメ、コンピューターがあればダメ、
と言われました。徴収員が玄関に来て、支払わないと
500ユーロ(約5万円)くらい追加請求する、と言われて
あわてて払いに行きました。
今思えば、脅しだったかも。

イタリアの経済状況については、何度も何度も
書いてきましたので今日はやめておきますが、苦しいなあと
みーーーんな思っています、ほんとに、キツい。
年に一回の国営放送の徴収は毎年1月にあるので
いっきに請求が来て、厳しいです(未払いの人も多い)。

そんなに厳しいのに、先日スーパーでお寿司をみつけて
嬉しくてつい買ってしまったこのお寿司。



 約1200円もした、
シャリが美味しくなかった、
ちょっと後悔・・
ま、求めちゃいかんところに
求めちゃいましたね。





話がまとまらなくなりましたので・・・
では。

ルーチョ=ダッラ
http://it.wikipedia.org/wiki/Lucio_Dalla