2013年3月31日日曜日

感覚の違いには歩み寄り

今日は復活祭です。
イタリア語ではパスクワと言います
(翌日、イースターマンデーのことはパスクエッタと)。
カトリックでない私にはいつもと変わらぬ日曜日。
でも、とても静かな朝です。
そして今日から夏時間。陽の光が嬉しい季節がもうすぐです。





 先日、朝陽がまぶしかった。





***
今日は少し、関係発展のはなし。

平均的なイタリア人は、おつきあいしてから
結婚に至るまでが日本人のそれに比べて時間を要します。
イタリア人の「表現方法」として最初の段階からなんとなく挙げていくと

1)デートをした
2)デートを続けている(この期間が長い)
3)ようやく恋人と呼ぶ
4)結婚もしくは事実婚

「表現方法」とは、つまり、他人にその人のことを
なんといって紹介するか、ということです。
日本で言う「付き合っている」は既に3)の域ですが
イタリアでは3)と断定するまでが長い。
「恋人」への昇格に時間がかかります。

あくまで一般論です、例外もたくさんあります。

そして多くの日本人が「結婚」を意識しての出会いを
求めるのに対し、イタリア人はその道のりが長い。
−出会って1年?結婚?信じられない。
−まだ2年しかつきあってない、まだまだ・・・ 
年月は問題じゃない、という意見もありそうですが
やはり年月は重要、10年近く(もしくはそれ以上)
恋人状態で結婚に至る、という例も少なくありません。
でもまあ、時間をかけて、と考えているのは
男女共通ではあっても、女性はやはり「結婚」を
言われたら、どんなに
−まだいい、まだ早い
−この状態がいい
と周囲に語っていても、嬉しそう、
万国共通でしょうか。

このギャップが、日本人とイタリア人の間に
少なからず生じることも。
「結婚」という、法的に守られた状態があることで
外地に住む人には安心感が与えられます。
とはいえ、住む国の慣習に従うこともまた大事。
このあたり、両者の歩み寄りが必要な事は
言うまでもありません。
文化、感覚の違いは難しいですね。

そして「ハーグ条約」(ハーグ条約 wikipediaより )が
どうなりますか。

***
今日の復活祭、ある友人はまだ、おつきあいしている
(デートをしている)相手を家族には会わせられないと言い
別々にお祝いするようです。時期尚早。
イタリア人にとって大切な祝日を早く一緒に
過ごせるようになるといいです。











こちらも、風情足りませんが、サクラ。



では。