2011年9月5日月曜日

わたしの節電

イタリアへ戻る日が近づきました。
いつも思う、「戻る」「帰る」と人から言われる度、
私はどちらが「基点」なのか。
イタリアに居る時は必ず「日本に帰国する」と言い、
必ず「帰国するの?」と聞かれます。
日本に居るときは「(また)行く?」「帰る?」「戻る?」と
色々聞かれます。やはり私の中では
「帰る」=日本
「戻る」=イタリア
なのだなあ、と。どうでもいい話ですが。

さて、節電が当たり前と感じられるようになった今、
ふと思い出したことがありました。
今でこそ、LED照明を利用する家庭が多くなっていることと
思いますが、もう数年前になりますか、
イタリアでもこのような電気が普及し、支給されました(!)
(それがLEDかどうか、戻ってから調べます)。

まず、私の居る地区では電球6個、ケースに入って
各家庭に配られました(もちろん無料)。
ついでに、水道の蛇口に取り付ける小さな金具も。
この金具、水を泡状にするもので、
それまでよりも少ない水量でも多く感じられる、というもの。
節電に加え、節水も。
*ただし、どの蛇口にも合うというわけではありません

今、写真が無いのでまた改めてアップします(どなたか
しばらくして忘れていたら指摘してください!)。

配られた電球のサイズは1つのみ、使えるランプは限られていますが
それでも、3年位前に配られたランプ、今年の夏に
取り替えるまで一度も替えず。優れもの。
節電を自治体が率先して行なおうというこの「試み」、
実は当時とても感動したのを覚えています。
正確には覚えていませんが、約30%くらいの節電になると
うたわれていました。
これ、個人にも嬉しい、自治体としても嬉しい、
嬉しいことづくしでしょ、
いいことやるじゃん?って。
あと、節電とはちょっと違いますが、土日祝日と
夜間は電気代が安くなります。これも、嬉しいです。

何度も言いますが、イタリアはエネルギーを輸入に頼っているため、
電気代はお隣フランスの8倍とのこと。
高いは高いですが、節電は慣れれば何てことない、というのは
今日本中も感じていることのはず。

私も電子レンジの無い生活をしていますが、なんてこと
ありません、炊飯器も保温は使用しませんが大丈夫。
トースターもありませんが、フライパンで焼きますし
電気ストーブの代わりに毛布をかぶります、大丈夫。
もちろん便座の保温なんてもの、ありませんが、
そういうもんだと思えば意外に平気。
節約語らせたら1ページじゃ終わりませんが
自己満足だけじゃない、ということが今回の滞在で分かりました。
エネルギー、大切にしないと。

日本でもイタリアでも、資源が無い国では
大切に使わないといけないですね、なんか、全然違う国なのに
たまに「似てるなあ」と思うこと、あるんです。
たまに、ですけどね。

さて、そろそろイタリアは秋の空気が流れ始めているかな。

では。