2011年7月11日月曜日

イタリア子供事情 〜産まれたら、編〜

日本も梅雨明け、節電で非常に暑いという声が
各地から届いています。
こちらもアフリカ大陸からの熱波で非常に暑いです。
日本と違うのは、日差しが痛いこと。
夏場は雨戸を閉め切って、日差しを入れないようにすることが
多いです。うちの工事もその意味ではいいのかも。
未だに毎朝8時から轟音です。

さて、今日もお子様のはなし。
学校制度について書こうと思いましたが、また今度。
今日は出産後編。
まず、子供が産まれたら、玄関に水色かピンクのリボンをつけます。
アパートの入り口、個人の玄関ではありません。




赤ちゃんが産まれたらリボン



こんな感じ。
女の子ならピンクですね。
知らない人の玄関にあったりぼんを勝手に撮影してしまったので
書かれていた名前とか、リタッチしています(すみません勝手に撮って)。
共同玄関なので、どこの家に産まれたのか、
知らない人には分かりません。

ときどき、バールやピザ屋さんで
「え?こんな小さい子外に出しちゃっていいの?」というくらい
生まれたての赤ちゃんを見かけることがあります。
意外にどんどん外に出して行くんですね、イタリア。

そして、何ヶ月や何歳までに、というのは決まっていませんが
「洗礼」を受けることになります、カトリックの。
洗礼式には親しい人間が集まり、お祝いをします。
正装しないといけない、と思い、一度だけ着物で出席したら
目立ってしまって申し訳ないことをしたことがありました。
日本だと正装になりますが、仮装みたいになってしまい。

洗礼のあとも数回、成人になるまでカトリックの儀式を
受けないと、基本的に教会で結婚式をすることができません。
そして、カトリックの教会で結婚式を挙げていないと
基本的に子供に洗礼を受けさせることができません。

基本的に、としつこいように書いているのは、例外も
たまにある、ということです(教会や神父による)。

そして、家族や親族のつながりが強いイタリアは
7親等くらいでもお祝いに駆けつけたりします。
○○に子供が産まれた、早くお祝いにいかないといけない、
○○が洗礼式をする、お祝いに出席しないといけない、
○○が・・・


***
小さいお子さんがいらっしゃる方にとって、気にかかるのが
外出先でのおむつ替え。友人でも「イタリアはトイレが...」と
おむつ替えを心配している人が居ます。
イタリアのトイレ事情は書くと長くなるので書きませんが
おむつ替えシートがある日本は天国です。
先日は、だっこしたまま、片手でおむつを替え、
手洗い場でおしりを洗ってあげている友人を見ました。
大変だわ、これ。

イタリアに子供連れでいらっしゃる方、すぐにおむつ替えが
できるように、便利な場所にホテルを予約されることを
お勧めします(上記の友人もそうしています)。

今日はなんだかまとまりがなくなってきましたが
ひとまず、産まれたら編、でした。

では。